帝京、習志野、敦賀気比…。選抜を逃した強豪たち
惜しくも選抜を逃し、補欠校となった帝京
24日、第92回選抜高等学校野球大会に出場する32校が出揃った。吉報が届いた学校は歓喜の渦に包まれたが、その一方で候補校に選ばれながらも惜しくも補欠校となり、選抜を逃した学校もいる。そこで今回は各地区の補欠校に焦点を当てていきたい。
北海道地区:札幌日大
東北地区:盛岡大附、仙台城南
関東・東京地区:習志野、西武台、帝京
東海地区:藤枝明誠、愛工大名電
北信越地区:敦賀気比、佐久長聖
近畿地区:京都翔英、奈良大付
中国・四国地区:創志学園、矢上、岡豊、新田
九州地区:沖縄尚学、宮崎日大
21世紀枠:伊香、近大高専
まずは札幌日大。秋季北海道大会準優勝に終わったが、準々決勝で2018年の神宮王者・札幌大谷を破るなど、7試合で58得点18失点の成績で大会を勝ち上がってきた。春以降の大会でも要注目の学校だ。
東北地区の盛岡大附は2年連続のセンバツとはならなかった。しかし夏の岩手大会では3回戦敗退という悔しい結果に終わるも、ライバル・専大北上や花巻東に勝利して秋の岩手王者。東北大会4強まで進み、悔しさを晴らすことが出来た。
関東・東京地区は今年も激戦。まずは昨年の準優勝校・習志野が3季連続出場を逃した。また、9年ぶりの復活に期待が寄せられた帝京も甲子園を逃すこととなった。
しかし、習志野は昨年のチームから主力を任されていた選手が多い。そして帝京も投打の戦力が整っており、春以降に注目度を上げていく可能性が十分ある。
神宮大会枠が与えられた東海地区は秋の静岡王者・藤枝明誠と愛知の名門・愛工大名電の2校が補欠校。また北信越地区では2季連続甲子園がかかっていた敦賀気比。そして2年ぶりの甲子園を目指した長野2位・佐久長聖が補欠校となった。敦賀気比はエースの笠島 尚樹や全国レベルの選手がそろうだけに春以降の躍進に期待がかかる。
近畿地区は近畿大会で8強に入った京都翔英と奈良大付がそろって補欠校。京都翔英は京都1位、奈良大付は奈良2位で近畿大会に進んでおり、春以降は各校からの厳しいマークにあうのは間違いない。ライバルたちとの熾烈な争いに勝利できるか。
中国・四国地区からは、岡山1位の創志学園や、島根1位の矢上の1位同士。四国地区は岡豊、新田の2校が補欠校として選出。そして九州地区からは、2季連続甲子園を目指した沖縄尚学、2015年以来の甲子園を目指した宮崎日大が補欠校となった。
最後に21世紀枠。まずは好投手・隼瀬一樹を擁した伊香が補欠校。近畿大会を逃し滋賀県4強の成績で9校まで残ったがあと一歩届かなかった。また、高専初の甲子園がかかっていた近大高専も補欠校。ともに大きな期待を寄せられていただけに悔しい結果となったが、春以降の試合にぶつけ、さらに成長した姿を見せて欲しい。
まだ選出された32校に何が起こるかわからないが、今回補欠校になった学校がさらに成長した姿で、春以降の試合で活躍するのを楽しみにしたい。
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