熾烈を極める巨人の支配下登録争い 沼田翔平(旭川大高出身)と與那原大剛(普天間出身)に注目!
支配下登録を目指す與那原大剛(左)と沼田翔平(右)
巨人の支配下登録を目指す沼田翔平(旭川大高出身)、與那原大剛(普天間出身)の2投手が、オープン戦で好投を見せて支配下登録へ猛アピールした。
まずは7回、3点ビハインドの7回に登板した沼田は、先頭のビヤヌエバをショートフライ、続く大田泰示をライトフライに打ち取ると、最後は王柏融を空振り三振に打ち取り1イニングを無安打無失点に抑えた。
そして8回から登板した與那原も、先頭の鶴岡慎也をファーストゴロ、 続く谷内亮太をファーストライナーに打ち取って危なげなく二死を奪う。1番の松本剛にはセンター前ヒットを許したが、2番・渡邉諒をファウルフライに打ち取り、安定したピッチングを見せた。
沼田はここまでオープン戦3試合に登板して、無安打無失点と完璧な投球を見せており、このキャンプで大きな成長を見せている。ルーキーイヤーの昨年は、三軍で好成績を記録して二軍でも3試合に登板して、9イニングを2失点に抑えるなど成長著しい投手だ。
一方の與那原も、ここまで3試合3イニングを投げて1失点と結果を残している。
昨シーズンは右肘手術のリハビリからのスタートとなったが、8月に復帰を果たして、今季は支配下登録復帰を目指して実績を重ねている。
開幕一軍への争いも激化している巨人だが、支配下登録争いも熾烈を極めている。開幕までに、若手の底上げをどこまでできるのか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)
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