昨秋山形県大会出場の山形城北 classroom でコミュニケーションを図る
山形城北(山形) ※写真は昨夏の集合写真から
先行きが見えない日々が続き、ほとんどの学校が休校状態。部活動も当然のことながら活動を自粛しており、再開の目途が立たない。高校野球界では春季大会がほとんど中止となり、夏の大会も危ぶまれている。選手たちはそれぞれで出来ることを取り組んでいるが、山形県の山形城北も同様だ。
山形城北は5月10日まで学校が休校の予定となっており、現状では5月11日から活動が再開するのが最短となる。しかし、「2か月くらいは練習ができていない状態です」と佐藤和也部長はチームのこれまでを語りだした。
2月末から1度自粛があったが、3月24日から2時間程度という条件付きで練習を再開。2週間ほど練習をしてきたが、4月8日からはそれも出来なくなり、現在に至る。ただ、「この状況に悲観するのではなく、前向きに今できることをしよう。野球でも我慢が必要な時はあるから、その力を蓄えて準備する期間だ」と選手たちに話し、自粛期間を少しでもプラスに捉えて過ごそうとしている。
またメンタルだけではなく、フィジカルも充実させるべく、最新ITの活用も進んでいる。Google社が運営するclassroomと呼ばれるアプリで連絡を取りながら、Zoomと呼ばれるWeb会議ツールを駆使して、不定期でトレーニングを開催中。あくまで課題を優先しながらになるが、ITを使って心身の充実を図っている山形城北。
ただ4月から山形城北に来た1年生たちに関しては、「コミュニケーションが全くとれていないです。 様子を見てやれず気掛かりです」と不安の声が聞こえてきた。オンラインで何とか心と身体を整えているとはいえ、やはりグラウンドでの練習に勝るものはない。一刻も早く選手たちが精一杯練習できる環境に戻ることを祈るほかない。
(記事:田中裕毅)
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