最速150キロ右腕・菊地竜雅(常総学院)、雨天の中でも5回7奪三振無失点の快投!
菊地竜雅(常総学院)
7月5日、常総学院は水戸葵陵と練習試合を行い、2連勝を飾った。その中で別格の投球を見せたのが最速150キロを誇る右腕・菊地竜雅だった。4回までパーフェクトに抑え、5回表に2安打を浴びたが、2安打、7奪三振、無失点の快投で順調な仕上がりを見せた。
菊地が登板したのは2試合目。試合前から雨が振り続け、グラウンドコンディションは最悪。ただ、佐々木監督は菊地にこう告げていた。
「今年の独自大会は開催出来る日が限られているから、無理にでも試合をやる状況は絶対にあると思います。そこで投げられるようにしなさいと伝えていました」
エースは指揮官の要求にしっかりと応えた。
「調子は良かったのでしっかりと腕を振ることができました」
雨ということで、全力で投げず、コントロール重視だった菊地の最速は140キロ。最速140キロは5球のみで、ほとんどが130キロ中盤だった。それでも高低に投げ分け、120キロ前半のスライダーをコーナーに決め、無失点に抑える好投を見せた。
佐々木監督も「コンディションが悪いなりにしっかりとまとめてくれました」とエースの好投を評価した。
この日も投球フォームに工夫を加えるなど、研究心豊なエースは、残り2週間でさらに状態を上げていく。