7月23日開幕！香川県の独自大会の組み合わせ抽選会と開会式を開催！

　2020年7月10日（金）17時30分より「令和2年度香川県高等学校野球大会」の組み合わせ抽選会及び開会式が香川県高松市のレクザムスタジアムで開催された。

　この日、スタジアムはあいにくの雨模様。それでも授業の関係で欠席となった香川高専詫間（本抽選順はシード校＜尽誠学園・大手前高松・英明・四国学院大香川西の順＞を除いた34校中34番目扱い）以外の38校主将はソーシャルディスタンスを保ちつつ、予備抽選・本抽選と高校球児らしいテキパキとした動きで、高校野球集大成の対戦相手を決めていくことに。

　その中でも昨年は春夏連続甲子園出場。第101回全国高等学校野球香川大会・優勝旗の返還も行った高松商主将・長尾 和真（3年・中堅手・右投左打・171センチ65キロ・三木町立三木中出身）は第3シード・英明が同居するブロックで初戦は高松東と対戦するくじを引き「感謝の気持ちを優勝で返したい」と、2年連続夏の香川県頂点獲得へ意気込んでいる。

　また、抽選会後は簡易的な開会式も開催。香川県高等学校野球連盟・鏡原 寿吉会長らの挨拶、増田 紬希さん（坂出3年）による国家独唱の後、尽誠学園主将・菊地 柚（3年・二塁手・右投右打・170センチ66キロ・ヤング神戸須磨クラブ＜兵庫＞出身）が「球児の気持ちを考え自分で文章を考えて、国語の先生に見てもらった」選手宣誓を行った。

＜尽誠学園主将・菊地 柚　選手宣誓全文＞
宣誓
私たち　選手一同は　野球の聖地　甲子園を目標に
努力に努力を重ねてきました。
そんな中　全国大会は　中止となりました。
しかし　このように　県独自の大会を　開催して頂けることに　感謝しております。
私たちは　普通のことは普通に　
そして　当たり前に行われることに感謝し
試合では　悔いの残らないよう　正々堂々と　プレーすることを　誓います。
令和2年7月10日
選手代表
尽誠学園高校
野球部主将
菊地　柚（きくち・ゆず）

　かくして開会式の最後には雨も降りやんだ大会は選手・保護者の観客150名までに限定して7月23日（木・祝）に開幕。26日（日）までの4連休で1・2回戦。8月1日（土）・2日（日）で3回戦を消化した後、8月8日（土）に香川県丸亀市の[stadium]レクザムボールパーク丸亀[/stadium]で準々決勝4試合、8月11日（火）に[stadium]レクザムスタジアム[/stadium]で準決勝2試合、13日（水）に同じく[stadium]レクザムスタジアム[/stadium]で行う12時30分からの決勝戦で香川県の頂点を決する。

　なお、今大会に際し香川県高野連では9日（木）より8月31日（月）までクラウドファンディングサイト「А‐port」にて160万円を目標に大会支援のクラウドファンディングを実施中。

　香川県高等学校野球連盟・福井 博三理事長も「今回のご支援は主に[stadium]レクザムスタジアム[/stadium]の観客席に設置する熱中症対策用の大型ミストファン購入費用に充てます。今大会は入場料収入がなく、各団体さんからの補助金も感染症対策に使用目的が限られるため、少年野球などにも活用でき、継続的に使用できる取り組みに何卒ご理解頂き、ご支援頂けるとありがたいです」と呼びかける中、10日（金）までの2日間で早くも達成率50％に迫る667,000円が集まるなど、大きな支援の輪が広がっている。

■大会の詳細・応援メッセージ
令和2年度香川県高等学校野球大会

◇7月23日の試合予定

（取材＝寺下 友徳 ）

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