沢村賞受賞の大野雄大など上位11人中8名が軟式!2020年セ・リーグ投手成績上位者の中学時代の所属チーム
中日・大野 雄大
近年、プロ野球界の投手は中学軟式出身の選手たちの活躍が目立っている。そして2020年シーズンの投手成績上位者たちの中学時代の所属チームを見ていこう。今回はセ・リーグの成績上位者をみていく。
【防御率】
中日 大野 雄大(京都外大西出身)1.82 京都府立藤森中軟式野球部
広島 森下 暢仁(大分商出身) 1.91 大分市立大東中軟式野球部
巨人 菅野 智之(東海大相模出身)1.97 相模原市新町中軟式野球部
阪神 西 勇輝 (菰野出身) 2.26 菰野ボーイズ
広島 九里 亜蓮(岡山理大付出身)2.96 米子ビクターズ *現米子ボーイズ
阪神 青柳 晃洋(川崎工科出身) 3.36 横浜市立生麦中軟式野球部
【ホールド】
ヤクルト 清水 昇 (帝京出身) 30 駿台学園中軟式野球部
中日 祖父江 大輔(愛知高出身)28 硬式チームに所属するも退部し卓球部に所属
横浜DeNA 石田 健大 (広島工出身)25 広島市立仁保中軟式野球部
中日 福 敬登 (神戸西出身)25 神戸市立多聞東中軟式野球部
ヤクルト マクガフ 23
【セーブ】
阪神 スアレス 25
中日 R.マルティネス 21
ヤクルト 石山 泰稚(金足農出身)20 秋田市立山王中軟式野球部
2020年シーズンの開幕投手12名のうち11名が中学時代は軟式野球部でプレーした選手だったが、上記に挙げた日本人選手11名の内、8名が中学時代は軟式出身だった。防御率部門では沢村賞を獲得した大野 雄大を筆頭に上位3位を軟式経験者が占めていた。
また、今年最優秀中継ぎに輝いた祖父江 大輔は中学入学当初は硬式チームに所属するも一ヶ月で退部し、その後は中学の卓球部に所属していたという異色の経歴を持っている。
パ・リーグでは成績上位の日本人選手15人中10名が中学軟式出身で同じく軟式出身選手が過半数を占めていた。近年のプロ野球界は投手というポジションでは軟式出身選手が圧倒的に多い傾向にあるようだ。