過去5年間で9校は3点差ゲームで選出。横浜などが選ばれた関東5枠、近畿5、6枠目の行方
横浜時代の及川雅貴
29日に発表となる選抜に出場する全32校。候補には132校が挙がっているが、その中からどのチームが選ばれるか注目が集まる。なかでも関東・東京地区の6枠目、そして近畿地区の5、6枠目のチーム選出には毎年様々な議論が交わされている。
今年もどのチームが選ばれるか考察が出ているが、ここで過去5年間でどんなチームが選ばれたのか振り返っていきたい。
<2020年選抜>
・関東6枠目
花咲徳栄(埼玉):対山梨学院 1対2
・近畿5、6枠目
明石商(兵庫):対大阪桐蔭 3対4
智辯和歌山(和歌山)対智辯学園 13対17
<2019年選抜>
・関東6枠目
横浜(神奈川)対春日部共栄 2対9
・近畿5、6枠目
福知山成美(京都)対履正社 0対5
市立和歌山(和歌山)対龍谷大平安 4対5
<2018年選抜>
・関東6枠目
国学院栃木(栃木)対慶応義塾 2対3
・近畿5、6枠目
彦根東(滋賀)対近江 3対4
智辯学園(奈良)対乙訓 4対9
<2017年選抜>
・関東6枠目
日大三(東京)対早稲田実業 6対8
・近畿5、6枠目※神宮大会枠も含まれる
報徳学園(兵庫)対滋賀学園 0対1
奈良高田商(奈良)対履正社 0対7
智辯学園(奈良)対大阪桐蔭 4対6
<2016年選抜>
・関東6枠目
花咲徳栄(埼玉)対木更津総合 1対2
・近畿5、6枠目
智辯学園(奈良)対大阪桐蔭 4対9
市立和歌山(和歌山)対明石商 0対7
2017年のみ履正社が前年にあたる2016年の神宮大会を制覇したことに伴って、近畿地区に神宮枠が増えたために3校記載したが、過去5年間はこのようになった。16校中7校が1点差で秋の大会を終えており、3点差まで範囲を広げると9校と半分以上を占める結果になる。
その一方でコールドで終わっている敗れたものの選抜に選出されたチームは3校。2019年の選抜出場の横浜、2017年の選抜出場の高田商。そして2016年の選抜に出場した市立和歌山だ。選出された多くのチームが好ゲームを展開している中で少し違った結果ではあるが、選抜選考は結果が全てではないことが見えてくるのではないだろうか。
果たして今年はどのチームが選抜の吉報が届くのか。選考結果を楽しみに待ちたい。
(文:田中 裕毅)
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