平安山陽(松山聖陵-徳島IS)が4勝目!高卒ルーキーとは思えない抜群の安定感
平安山陽(徳島インディゴソックス)
徳島インディゴソックスの高卒1年目・平安山陽(松山聖陵出身)は、6日の香川OG戦で、7回1失点の好投を見せ、4勝目を手にした。
昨夏の独自大会決勝戦で7者連続三振を奪い、評価を上げた。さらに甲子園でのプロ志望合同練習会でも好投を見せた。惜しくもNPBのドラフトでは指名漏れとなったが、徳島インディゴソックスに入団。高卒1年目からNPB入りの期待も高かった逸材だった。
大卒ルーキーと比べるとスロースターターのスタートだったが、前半戦では6月から先発デビューし、2勝0敗。酷暑の7、8月でも好投を続け、現在は10試合を投げ、4勝2敗、防御率1.88、43回を投げ、40奪三振、8四球と高卒1年目の投手としてはかなり優秀な数字を残している。
デビュー当初は140キロ前半ぐらいだったが、今では先発投手でも最速147キロをマークするようになり、球威面もレベルアップを見せている。
また、19歳らしからぬ、落ち着きのあるマウンド捌きを発揮。メンタル面も強い。徳島インディゴソックスの高卒投手は次々に技量、ポテンシャル、メンタルの3要素が備わった投手が出てくるから本当に見逃せない。
8月、9月の公式戦でどれだけアピールできるか注目だ。
(文=河嶋 宗一)