沢村賞に最も近い男・山本由伸。残り登板で決定的にできるか?
オリックス・山本由伸(都城出身)
10月2日、オリックスのエース・山本由伸がソフトバンク戦に先発する。首位固めするためにもオリックスは確実にものにしたい試合だ。
ここまで山本は15勝5敗、防御率1.50、161.2回、174奪三振、22試合のうち4完投2完封と文句つけようがない成績だ。
今年のプロ野球で最も沢村賞に近い男といえるだろう。沢村賞の基準として、25試合登板。200投球回、15勝、150奪三振、防御率2.50以内といわれている。
すでに勝利数、奪三振はクリアしており、防御率もよほど打たれない限り、到達可能な成績といえる。沢村賞を決定的にさせるには、残り試合のパフォーマンスがかかっているだろう。高卒5年目での受賞は2011年の田中将大(駒大苫小牧出身)以来。この時の田中は19勝5敗、防御率1.27と恐ろしい成績を残している。
10年が経ち、プロ野球の打者のレベルは格段に上がり、当時と比べて打球も飛ぶ。その中で異次元とも呼べる成績を残す山本。やはり別格の投手といえるだろう。