大阪桐蔭主将、通算70本塁打スラッガーなど7人が出場 15年のNPBジュニアから誕生したプロ野球選手
有薗直輝と池田陵真
28日より開幕するNPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021。今年は[stadium]神宮球場[/stadium]と[stadium]横浜スタジアム[/stadium]の2会場を使って大会が行われる。
今大会で17回目となるが、現在ヤクルトが大会連覇中。3連覇に向かって期待が膨らむところだが、今回は2015年のNPBジュニアトーナメントに当時パ・リーグのチームとして参加した、今年のドラフト指名選手をみてみたい。
2015年大会で準優勝になったソフトバンクは、創成館へ進学した鴨打 瑛二投手がドラフト指名を受けた。巨人から育成5位という結果だったが、195センチの大型左腕の成長はこれからだと期待したい。
日本シリーズに勝ち進んだオリックスのジュニアチームには池田陵真外野手が在籍。ドラフトではオリックスから5位指名を受けており、小学生の時、ユニフォームに袖を通したチームに戻る形となった。
さらに経歴を振り返れば、忠岡ボーイズではU-15代表に選出されて主将を経験。高校では名門・大阪桐蔭で2年生から主力、主将も任されるなど輝かしい実績を残してきたことを改めて実感させられる。
ジュニアチームでお世話になったチームに戻るという意味では、西武ジュニアに在籍していた羽田慎之介投手も同じだ。ドラフトでは西武から指名を受けており、再びお世話になる形でプロ野球生活をスタートさせる。
そして2人同時にプロ野球選手が誕生したのが日本ハムとロッテ。
日本ハムは大阪桐蔭の松浦慶斗投手、北海の大津綾也捕手が当時は選出されていた。またロッテは千葉学芸・有薗直輝内野手、昌平・吉野創士外野手の2人が在籍。今でも意識しあうライバル関係として、度々取り上げられるほどの間柄。有薗は日本ハム、吉野は楽天となり、パ・リーグで再び相まみえる可能性もある。
2015年の楽天からはプロ野球選手が誕生しなかったが、当時は仙台育英・伊藤樹や浦和学院・吉田 匠吾内野手と、2021年の高校野球を沸かせた選手たちの名も並んでいる。これから多くのプロ野球選手が誕生することを期待したい。
<2015年NPBジュニアトーナメントに参加したドラフト指名選手>
・日本ハム
松浦 慶斗(大阪桐蔭⇒日本ハム7位)
大津 綾也(北海⇒巨人育成10位)
・楽天
該当者なし