智辯和歌山vs日高中津
昨夏王者の智辯和歌山が大勝で4強入り
![智辯和歌山vs日高中津 | 高校野球ドットコム](/hb/images/report/wakayama/20220724002/large01.jpg)
4回裏に満塁本塁打を放った山口滉起(智辯和歌山)
トーナメント表
・和歌山大会の勝ち上がり
大会の詳細・応援メッセージ
・第104回 全国高等学校野球選手権 和歌山大会
選手名鑑情報はこちら
・選手名鑑一覧ページ
注目選手リスト
・全国トップレベルの二刀流を擁する智辯和歌山、全国クラスの投手を擁する市立和歌山など公立校にも好選手が多数
日程・結果一覧
・和歌山TOPページ
・第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧
気になる学校への応援メッセージはこちら
・学校検索ページ
<第104回全国高校野球選手権和歌山大会:智辯和歌山15-1日高中津>◇24日◇準々決勝◇紀三井寺公園
智辯和歌山はエースナンバーを背負った塩路 柊季(3年)が先発。「真っすぐを両サイドに投げ切れた」と初回を三者凡退に打ち取る最高の立ち上がりを見せる。
打線はその裏、2死から3番・渡部 海(3年)が左前安打で出塁すると、続く4番で主将の岡西 佑弥(3年)が右翼線に先制の適時二塁打を放つ。「初回にまずは点を取って試合の流れをつかみたいと思っていたので、結果的に1点取れたのは凄く大きな1点だったと思います」と自身の一打を振り返る岡西。その後、6番・青山 達史(2年)と7番・杉本 颯太(2年)にも適時打が生まれ、初回から4点のリードを奪うことに成功した。
さらに智辯和歌山は2回裏にも2死二塁から渡部の左越え適時二塁打で1点を追加。4回裏には渡部に3ラン本塁打、1番・山口 滉起(3年)に満塁本塁打が飛び出すなど打線が爆発して10点を奪った。
塩路は4回を投げて四球を1つ与えただけの無安打投球。「流石エースというところで、良いピッチングをしてくれたと思います」と中谷仁監督も高く評価していた。
何とか意地を見せたい日高中津は5回表、先頭の4番・山西 庄登(3年)がチーム初安打となるセンターへの二塁打で出塁すると、1死から6番・中部屋 佑多(2年)が中前安打を放ち、一、三塁とチャンスを広げる。ここで代打・藤澤 佑成(2年)の中犠飛でようやく1点を返す。しかし、反撃もここまで。15対1の5回コールドで智辯和歌山が2年連続(5大会連続)の4強入りを決めた。
「2回戦、3回戦と比べて初回から点を取れたという点では良かったですが、もう一押し足りなかった部分はあります」と快勝にも気を緩める様子のなかった岡西。2年連続の全国制覇に向けて、ここからが本当の勝負といったところだろう。
準決勝の対戦相手はまだ決まっていないが、「ここからはどのチームが来ても良いチームだと思うので、自分たちの野球をしながら目の前の相手を倒していきたいです」と岡西は意気込んでいる。ここまでは危なげない戦いを続けているが、このまま和歌山の頂点まで駆け上がれるか。
(取材=馬場 遼)