ポニー日本代表が0封リレーで決勝進出 敗者復活から優勝狙う
〈ポニーリーグ・ワールドシリーズ予選アジアパシフィックゾーンチャンピオンシップU14:日本4ー0フィリピン〉♢29日♢福島・ならはスタジアム
日本は相手のミスを見逃さず見事な攻撃を見せ4対0の完封リレーで勝利を収めた。
日本は林 悠大投手(福岡フェニックス)、フィリピンはYoshikawa投手の先発で試合が始まる。
試合は3回に動く。2四球と失策などで2点を挙げた。4回には振り逃げで二塁へ進むと、9番・山根 碧内野手(羽田アンビシャス)の打球がフィリピンの二塁手の送球ミスを誘い、さらに1点を追加して3対0と点差を広げた。
5回には2番・中村 夏輝内野手(福岡フェニックス)が右前安打を放ち盗塁を成功させ、無死二塁とすると、続く3番・東濱 成和投手(宜野湾ポニーズ)の中飛の間に二塁ランナーが三塁へタッチアップ。ここでフィリピンの送球ミスがあり一気に本塁まで突入し4点目を獲得した。
投げては、3人の投手陣がフィリピン打線を抑え、見事4対0と完封リレーで勝利を収めた。
先発した林は2回途中まで投げ2安打を打たれるが、コントロールよく低めに投げ打たせて取る投球をしていた。
2番手の大竹 晴也投手(つくばJW )は2回途中から4回まで投げ、直球と大きく縦に割れるカーブで打者を翻弄し、落ち着いたマウンド捌きをしていた。
3番手の東濱は1試合目に台湾戦でリリーフとして登板し連打を浴びて失点をしていたが、この試合では別人のようだった。5回から3イニングを投げ、130キロ中盤の勢いのある直球と変化球を武器に相手打者をきちんと抑え込んでいた。東濱は「1試合目に連打を浴びて単調な投球になってしまったのが原因。この試合の始まる前までにしっかりと修正してマウンドに上がれたことがよかった」と四球は出していたものの勝利に導く投球を披露した。
世界大会に出場できるのか今後の日本代表に期待がかかる。
(記事:鎌田 光津希)