試合レポート

市川東VS市川南

2023.07.13


市川東の葛西が初完投を初完封で飾る!

〈第105回全国高校野球選手権千葉大会:市川東5ー0市川南〉♢13日♢2回戦♢千葉県総合スポーツセンター

 市川東は初回に3点を先制すると、後半の8回にも2点をダメ押しして見事勝利を収めた。

 1回、市川東の1番・長岡 賢吾外野手(3年)が内野安打で出塁し、盗塁も決めチームを盛り上げる。続く打者がバントをするも市川南の先発・判田 陽翔投手(3年)が悪送球をし、二塁走者が本塁に生還し先制点を挙げる。さらに、3番・岡元 凛玖内野手(3年)が左中間三塁打を放ち2点目、1死三塁から5番・西川 寛太捕手(1年)の遊ゴロの間に三塁走者が生還し、初回に3点を奪った。

 市川南は何度かチャンスを作ったが、あと1本がでない苦しい展開が続く。

 さらに市川東は8回にも3安打などで2点を獲得し5対0と貴重な追加点を取る。

 市川東の先発・葛西 暁世投手(3年)は9回まで投げ切り、打者35人を129球で5安打、7三振、3四死球で初完投&初完封の投球を披露した。

 試合後、葛西は「初めて9回まで投げて不思議と身体は疲れていません」と緊張がほぐれたのか終始笑顔で答えてくれた。

 今日の出来について「試合前の投球練習では調子が悪く、初回の1人目を打ち取ったら段々と緊張がなくなってきました」と振り返った。

 次の対戦相手は木更津総合。葛西は「関東大会準優勝している強豪なので自分たちのやることをやるだけです」と語気を強めた。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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