試合レポート

東海大高輪台vs淑徳

2023.07.12


本塁打を打った大城(東海大高輪台)

東海大高輪台、投打ががっしりかみ合い0封勝利!活躍選手を紹介

<第105回全国高校野球選手権東東京大会:東海大高輪台5ー0淑徳>◇12日◇2回戦◇大田スタジアム

実力校として目される東海大高輪台淑徳との初戦を迎えた。初回から走者を出しながらも、なかなか得点できずに苦しんでいたが、3回、1番・大城 琉空外野手(3年)が左翼へ先制本塁打を放ち、1点を先制した。1番打者とは思えないぐらい思い切りの良いスイングを見せていた。

この試合、宮嶌監督に代わって指揮を執っていた稲葉部長は「この1ヶ月で急激に長打力をつけてきた選手なんです」と成長ぶりを語る。その持ち味をしっかりと発揮した一打だった。

4回にも敵失の間に1点を追加。6回には、鯨井 稜眞捕手(3年)が左中間を破る適時二塁打を放って3点目を挙げた。

攻守において鯨井の存在感が引き立った。稲葉部長は「選手同士は非常に仲が良いのですが、それでも鯨井はチームのためにチームメートにも厳しく叱ることができる頼もしい主将です」と評する。7回にも敵失の間に2点を入れた。

投手陣では左腕・保科 佑多投手(3年)が120キロ前半の速球と切れのあるスライダーを投げ分け、無失点の投球を見せた。7回からは右腕・仲戸川 大河投手(3年)が最速128キロの速球と曲がりが大きいスライダーを武器に投げ分け、無失点の投球。9回には、岩崎 柑太投手(3年)が登板し、独特の始動からサイド気味のフォームで打者の打ち気をそらす投球で、粘る淑徳打線を抑え、0封勝利を挙げた。

次は大森学園と対戦。強豪校との対戦に、挑戦者のつもりで臨む東海大高輪台。ハイレベルな試合が期待できそうだ。

本塁打を打った大城(東海大高輪台)

1番センター・大城琉空(東海大高輪台)

仲戸川大河(東海大高輪台)

保科(東海大高輪台)

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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