香川大会は波乱の幕開け!2017年夏甲子園8強が小豆島中央に初戦敗退
![](https://hb-nippon.com/wp-content/uploads/2023/07/2017年夏には甲子園8強も今季は秋春夏公式戦未勝利に終わった三本松-scaled-e1688887609879.jpg)
香川県高松市のレクザムスタジアムで「第105回全国高等学校野球選手権記念香川大会」が8日に開幕。9時から全38校が参加しての開会式の後、1回戦2試合が行われた。
第1試合では2017年の夏甲子園ベスト8以来、6年ぶり4回目の夏聖地を目指す三本松と土庄と小豆島(2016年センバツ21世紀枠出場)との統合新設後、8回目の夏を迎える小豆島中央が対戦。小豆島中央は1対2で迎えた4回に、5番・中野 鼓太投手(3年)の左越え2点二塁打などで3点を加え逆転すると、その後も着々と加点した。
守っても小豆島中央は右サイドの中野と1年生・岡上 遼大捕手のバッテリーが8回まで三本松の反撃を1点に抑え、最後は中岡 昇也投手(3年)が締めて7対3で快勝した。
三本松は3番手右腕の木村 侑生投手(3年)が最速136キロを出す奮闘を見せたが、中盤までにミスで与えた失点があまりに重すぎた。
勝った小豆島中央は15日、香川県丸亀市のレクザムボールパーク丸亀で尽誠学園との2回戦を戦う。
第2試合では共に初の甲子園を目指す高松南と高松中央が激突。高松南は今季、西武で完全に扇の要として1軍定着を果たし、フレッシュオールスターにも出場を決めた古市 尊捕手の母校。かつ今年は1秒8台の二塁送球タイムを誇る「古市2世」木村 勇斗捕手(3年)を擁し、注目校の1つにも上がっていた。
しかし、蓋をあけてみると試合は終始、高松中央のペースに。1回に5安打を集中させ3点を先制すると、5回には4番・池田 勇斗内野手(2年)、5番・川村 虎和外野手(2年)の連続スクイズなどで3点を追加。6回にも3点を加えて試合を決めた。
加えて、高松中央の先発左腕・中原 樺月投手(3年)は春以降に下げたサイドに近いスリークォーターのリリースから、自己最速137キロをマークした直球と、スライダー、チェンジアップを内外角へ効果的に配球し、7回98球1安打7奪三振2四球と、高松南打線を全く寄せ付けず7回無失点の完封勝利を収めた。
結局、9対0の7回コールドで高松南を下した高松中央が15日、香川県丸亀市のレクザムボールパーク丸亀で笠田と対戦する2回戦へ駒を進めた。
9日は10時からレクザムスタジアムとレクザムボールパーク丸亀で1回戦2試合ずつ、計4試合を開催予定。レクザムボールパーク丸亀で14時から開催される第2試合ではプロ注目最速146キロ右腕・髙橋 快秀投手(3年)がエースナンバーを背負う多度津が、坂出工と対戦する。
取材=寺下 友徳