大学日本代表、昨年の都市対抗王者・ENEOSの驚異的な粘りの前に逆転負け
<練習試合:ENEOS6-5侍ジャパン大学日本代表>◇1日◇神奈川県平塚市・バッティングパレス相石スタジアムひらつか
7月7日からの「第44回日米大学野球選手権大会」(米国)に向けた直前合宿を行っている侍ジャパン大学日本代表が、昨年の都市対抗王者のENEOSと対戦した。
2回、慶應義塾大のスラッガー・廣瀬 隆太内野手(4年=慶應義塾高)の2点適時二塁打で2点を先制。さらに9番に入った仙台大の好遊撃手・辻本 倫太郎内野手(4年=北海)の適時打も飛び出し、この回3点を先制した。
先発は青山学院大の151キロ右腕・下村 海翔投手(4年=九州国際大付)。常時140キロ後半の速球と130キロ後半のカットボールを武器に3回無失点の快投を見せた。その後も國學院大の武内 夏暉投手(4年=八幡南)、大阪商業大・上田 大河投手(4年=大阪商業大高)が無失点の好投を見せると、6回には山梨学院大の大型外野手・宮崎 一樹外野手(4年=山梨学院)の適時三塁打で2点を追加した。
8回、明治大の蒔田 稔投手(4年=九州学院)がENEOS打線の反撃にあい3失点。9回には選考合宿で圧巻の投球を見せて評価上昇中の明治大・村田 賢一投手(4年=春日部共栄)も同点を許し、延長タイブレークとなった10回表に1点を勝ち越され、5対6で逆転負けを喫した。
大久保監督は「さすが都市対抗王者のENEOSさんということで強さを実感した試合でありました。特に終盤の攻撃はお手本とも言える内容でした」とENEOSの戦いぶりを称えつつ、「選手たちにとっては久しぶりの実戦でしたし、収穫のある試合でした」と振り返った。終盤、チャンスの場面であと1本がでなかったが、次の東芝戦に生かすことができるか。