試合レポート

桐光学園vs藤嶺藤沢

2023.07.11


桐光学園、シード校・藤嶺藤沢の好投手を攻略し3回戦へ!今大会注目投手が好リリーフ

<第105回全国高校野球選手権神奈川大会:桐光学園3-0藤嶺藤沢>◇11日◇2回戦◇サーティーフォー保土ケ谷

初戦を突破した桐光学園は2回戦で、シード校の藤嶺藤沢と対戦。前評判通りの好試合となって、桐光学園が勝利した。

桐光学園打線は藤嶺藤沢の左腕・根岸 大和投手(3年)の前に苦しめられる。根岸は181センチ、71キロと上背もあり、直球は120キロ後半〜130キロ前半ながら角度があり、スライダー、チェンジアップ、カーブを器用に投げ分ける好左腕で、「ストライク先行で、自分の球を投げることができた」と振り返るように精度の高い球を投げ込むことができていた。

4回まで無得点に終わっていたが、5回に2死三塁から1番・矢竹 開外野手(2年)の内野安打、2番・綾部 壮一郎外野手(2年)の適時打で2点を先制した。さらに7回にも4番・中村 優太捕手(2年)の適時打で3対0とした。

4回の途中からリリーフしたエースであり、今大会の注目投手に挙がる中平 陽翔投手(3年)は、常時130キロ〜139キロの直球と曲がりが大きいスライダー、チェンジアップを投げ分け、無失点の好リリーフ。4回の2死から4者連続三振を奪う快投を見せた。

今春は、横浜に敗れて、直球で押す投球になっていたことを反省し、変化球をうまく使いながら、そのコンビネーションで抑えられるように投球術に磨きをかけてきた。それでも中平は「高めに浮いていて、今日は助けられたと思うので、次回まで制球に気をつけて行ければと思います」と反省を口にした。

シード校相手に粘り強く勝利。桐光学園は3回戦以降も本領発揮することができるか注目だ。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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