【U-18】練習試合 高校日本代表 vs 早稲田大
高校日本代表が接戦で勝利!大阪桐蔭・前田、3ラン浴びるも復調を感じさせる投球
<練習試合:高校日本代表2ー1早稲田大(7回制)>◇25日◇都内グラウンド
8月31日から台湾(台北・台中)で開催される「第 31 回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」へ出場する「侍ジャパン」高校日本代表が早稲田大と練習試合を行い、本大会に合わせて7回制で行われた。
1回、寺地 隆成内野手(明徳義塾)が安打で出塁。その後、1死二、三塁のチャンスを作り、4番・森田 大翔内野手(履正社)の犠飛で1点を先制した。高校日本代表の投手陣も力投を見せ、5回まで無失点に抑えていたが、6回、早稲田大の4番・吉田 瑞樹捕手(1年=浦和学院)に同点本塁打を許した。
それでも、高校日本代表は7回にチャンスを作り、併殺崩れの間に1点を勝ち越した。その裏、この代表でエース番号「18」をつける前田 悠伍投手(大阪桐蔭)が登板。この日は常時137キロ〜141キロ(最速145キロ)の直球に、120キロ前半のチェンジアップ、スライダーを投げ込み、チェンジアップで三振を奪うなど、大阪大会決勝戦よりも復調した姿を見せ、7回制の試合では2対1で勝利した。
1イニング限定のタイブレークも行った。8回表には1死一、三塁のチャンスを作り、緒方 漣内野手(横浜)の犠飛で1点を奪ったが、その裏、前田が「内角へ厳しいところを攻めにいったのですが、甘く入ってしまいました」と早稲田大の4番・吉田に逆転3ランを打たれた。
前田は「反省点が残りました。でも本番前で良かったです。勝負どころでも、押すだけではなく、しっかりと変化球を交えて勝負すべきと感じました」と打たれながらも、次回へ向けて切り替えていた。
この日は二遊間の守備が安定していた。馬淵監督は「そのために選んだのですから」と期待通りの動きを見せた守備陣を評価した。その他、攻撃で小技をうまく絡めていたことや、馬淵監督が期待する1、2番コンビが機能したことも収穫だった。あとは当たりがなかったクリーンアップについては「これから」と期待を寄せていた。
この日も甲子園決勝を戦った仙台育英(宮城)、慶應義塾(神奈川)組は欠場。その代わり、150キロ右腕の木村 優人投手(霞ヶ浦)が8番・右翼でスタメン。第1打席で安打を放つなど、高校通算17本塁打の実力を発揮した。馬淵監督も「足は速いですし、打撃も良いので可能性はあります」と本戦での外野手起用を示唆していた。
準備期間は少ないが、多くの選手を起用し、勝てるためのオーダーや起用法を構築する馬淵ジャパンの今後の戦いに注目だ。
頑張れ!
2023-08-26 at 9:36 AM
日本代表!