試合レポート

【千葉】3回戦 芝浦工大柏 vs 千葉日大一

2023.09.03


勝利した千葉日大一

千葉日大一が機動力を絡めて8回コールド勝ち!組織的な試合運びに注目

<第76回秋季千葉県高校野球大会予選敗者復活戦:千葉日大一11-3芝浦工大柏(8回コールド)>◇3日◇代表決定戦

着実に強化が実り、今春はベスト8だった千葉日大一日大高、日大で捕手としてプレーした若山大輔監督のもと、組織的な野球で、勝ち上がっていた。

1回、敵失で1点を先制すると、4回にもスクイズで1点を追加する。4回、芝浦工大柏も2死から2本の適時打で3点を返し、逆転に成功する。

しかし5回、千葉日大一は前嶋 大輝捕手(2年)の適時二塁打ですぐに同点とし、スクイズと5番・荻島 悠人内野手(2年)の犠飛で5点目。さらにスクイズを決め、6対3とする。6回にも前嶋の適時三塁打、敵失で2点を追加。8回には3点を追加して、11対3とした。

5回から登板したエースの岡本 星太投手(2年)が120キロ中盤の速球をテンポよくコースに投げ分け無失点に抑えて、コールド勝ちを決めた。

若山監督は「ベスト8入りしたチームと比較しても、どうしても劣るところはありますが、それでも今、選手たちができることをさせました。打撃力の高い選手は打撃、そしてバントができる選手はバントをしっかりやらせることを意識させました」と、選手の適性に応じて作戦を実行した。

この試合もバントや盗塁を積極的に絡めていったが、秋ではミスも多い時期だからこそ付け入る隙があり、多くの得点を奪うことができていた。

発展途上だが、機動力を絡め、戦略的に試合運びをする様子が見られた。この秋もどんな戦いを見せるのか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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