試合レポート

【愛知】1回戦 豊橋商 vs 西尾東

2023.09.10


<第76回愛知県高校野球大会:西尾東 5−1 豊橋商>◇9日◇1回戦◇豊田市運動公園野球場

力のある公立校同士の対戦となった1回戦は、序盤から手堅く得点を重ねた西尾東が勝利した。

1回に西尾東が1死三塁から3番・磯貝 瞭介内野手(2年)の右犠飛で先制すると、続く2回にも6番・伴 優汰外野手(2年)の適時打で1点を追加し2点リード。さらに5回には4番・黒柳 皓生内野手(2年)、5番・大山 開外野手(2年)の連続適時打で3点を追加し、リードは5点へ。

これ以上引き離されたくない豊橋商は、三塁を守っていた背番号5・北添 兼矢内野手(2年)をマウンドへ送ると、起用に応えた北添が4球で遊飛に抑え、継投策は成功した。

6回以降、両者1歩も譲らない投手戦を繰り広げ、5点差のまま迎えた9回表。ここまで西尾東のエース・中山 直輝投手(2年)に抑え込まれていた豊橋商が2死三塁のチャンスを作ると、8番・北野 栖嵐外野手(2年)の中前適時打で1点を返すも、反撃はここまで。5対1で西尾東が勝利した。

勝利した西尾東は犠打や走塁で走者を進め、きっちり本塁に返す堅実なプレーが印象的なチームだった。先発したエース・中山はコントロールが良く、コーナーに投げ分けられると簡単には手が出ないだろう。

一方の豊橋商は、勝利こそ逃したものの、5回途中から継投した2番手投手・北添の8回の3者連続三振を含む好投が光った。130キロ台のキレのある直球は、まだ球速に伸びしろがありそうだ。今後の活躍も期待したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.07

上田西が0封に抑えられて初戦敗退 23年はオリドラ1を擁して甲子園出場

2024.07.06

23年三重王者・いなべ総合が初戦で敗れる!9回に逆転満塁弾を許す

2024.07.07

滋賀大会では日野がサヨナラ勝ち、伊吹はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.06

MAX153キロ、高校通算39本塁打、偏差値70! 東京の超進学校に現れた“規格外の男”森井翔太郎の「気になる進路」

2024.07.07

大阪桐蔭・德丸らとU-12代表経験のエリート主将率いる立命館守山が5回コールド発進!【24年夏・滋賀大会】

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!