【U-18】1次ラウンド 日本 vs パナマ
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投手陣が抜群の安定感!二遊間が攻守で大活躍し日本がパナマに圧倒
<U-18W杯:日本7-0パナマ>◇2日◇1次ラウンド◇台湾
結果としては大差になったが、パナマは身体能力の高い選手が多く、投手も好素材で前半は苦しんだ。しかし、3回の無死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けたことが大きかった。
先発の中山 優月投手(智辯学園)は最速145キロをマークするなど、速球の伸び自体は今年の代表投手陣の中でもトップクラス。回転数の多い直球を投げるなど、ドラフト候補の投手に負けていなかった。マウンドに登らないときはシャープな打撃を見せて、軽快な守備を見せるが、投げても心強かった。
右のエースとして期待された木村 優人投手(霞ヶ浦)が、2番手として登板し3回を無失点5奪三振に抑えた。この日はフォークを多投。直球があまり走っていないのが気になったが、好リリーフを見せた。高橋 煌稀投手(仙台育英)も復調気味で140キロ後半の直球でねじ伏せていた。
打線では二遊間コンビが好調ぶりをアピールした。遊撃手の小林 隼翔内野手(広陵)は4打数4安打の活躍。球を上手く捉え、インサイドアウトで振り抜けていた。初戦から安定感があり、強肩が光る守備で盛り立てるなど、抜群の存在感を誇る。
二塁手の緒方 漣内野手(横浜)は2試合続けて猛打賞をマークし、これで2試合6打数6安打の打率10割。今の代表選手の中では最も球が見えていて、無駄がないスイング軌道で球を捉えていた。堅い守備も見せ、2試合連続無失点の一因を担っている。140キロ超の速球が予想される米国投手陣にも対応できれば本物だろう。
この二遊間の2人が当たっていることで、打線に厚みが増してきた。
次は米国戦。凡打になりながらも、打撃内容は第1戦に比べて良くなってきた選手もいる。米国相手にも、さらに力を発揮できれば、しっかりと戦える。