試合レポート

【関西六大学野球】神戸学院大vs龍谷大

2023.10.07


神戸国際大附バッテリーが躍動した神戸学院大が大勝

<関西六大学野球秋季リーグ:神戸学院大10-2龍谷大>◇6日◇第6節2回戦◇わかさスタジアム京都
投打がかみ合った神戸学院大が大勝して対戦成績を1勝1敗とした。

神戸学院大は、ここにきて調子を上げていたという左腕の岡田 悠作投手(2年=神戸国際大附)が今季初先発。「ストライク先行で投げられたので、リズムに乗っていくことができました」とテンポの良い投球を見せる。

守備から流れを作った神戸学院大は打線も繋がり、5回までに3得点。岡田は5回を終えた時点で3安打無失点と完全に龍谷大打線を手玉に取っていた。

神戸学院大は6回にも一死満塁のチャンスを作ると、主将で3番・捕手の森川 凌捕手(3年=神戸国際大附)に打席が回る。「打った瞬間に行ったと思いました」と森川は初球に甘く入った球を捉えると、打球は右中間スタンドへ。今季第2号の満塁本塁打となり、好投を続ける高校時代からの後輩に大きな追加点をもたらした。

岡田は6回に2点を失うも大きく崩れることはなく、7回を投げて6安打1四球で2失点。嬉しいリーグ戦初勝利を挙げた。

「岡田はよく投げてくれました。若い力が出てきてくれるのはチームにとって大きいこと。来年の春に繋がってくれたら」と伊与田健吾監督。神戸学院大は今季にノーヒットノーランを達成した藤井 基投手(3年=神戸学院大附)というエースがいる。それに続く存在として岡田が出てきたのは来季に向けて大きな収穫だ。

11日の3回戦が神戸学院大にとっては今季最終戦となる。「最後に勝ち点を取って4年生を引退させてあげればベストな形だと思うので、そこにこだわって何とか勝ち切れるように頑張ります」と次戦に向けて意気込む森川。最高の形でシーズンを終えたいところだ。

取材=馬場 遼

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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