あの解説者も「打球に鳥肌がたった」、仲田侑仁(沖縄尚学)の「打席で発する覇王色」【ドラフト注目選手名鑑】
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プロ志望届の提出が締め切られ、今年のドラフト会議が行われる26日に向けてのカウントダウンも始まった。
今年の高校生の中に、「ひときわ目立つ」スラッガーがいる。沖縄尚学(沖縄)の仲田 侑仁内野手(3年)。186センチ、96キロ。高校生としては立派すぎる体格で、右打席に入ると、バットを高くかかげ、しっかりと腰を下ろし、投手をにらみつける。その姿はプロ野球選手ではないかと思わせるほどの自信と落ち着きを感じさせる。ほれぼれするほどの構えから、高校通算22本をマークしてきた。
プロのスカウトからも「パンチ力がある」「タイミングの取り方も良くなった」と、その将来性の高さを評価する声も。
夏の甲子園準々決勝の慶應義塾戦では、左翼席へのアーチを放った。そのとき、夏の甲子園優勝投手でもある斎藤 佑樹氏(元日本ハム)がテレビ出演していたが、仲田の本塁打について「構えた時から雰囲気があった」「打った瞬間、鳥肌が立った」と表現していた。
今年のセンバツでは12本の本塁打が飛び出し、夏の甲子園では23本の本塁打が飛び出したが、春も夏も甲子園で本塁打を放ったのは、仲田だけだった。センバツは大垣日大(岐阜)戦で左中間への満塁本塁打。夏は試合には敗れたが、優勝した慶應義塾相手に先制2ラン。ともに高校野球ファンの心に残る1発だった。
ドラフト候補選手について「華のある選手」という表現がよく使われるが、仲田はその要素を十分に持ち合わせている。