試合レポート

【関西六大学】龍谷大 vs 大阪学院大

2023.10.16


4年生の活躍で龍谷大が逆転勝ち!

<関西六大学野球秋季リーグ:龍谷大8-5大阪学院大>◇15日◇第7節2回戦◇マイネットスタジアム皇子山

龍谷大が逆転勝ちを収めて対戦成績を1勝1敗とした。

前日(14日)の1回戦で完封負けを喫した龍谷大は、この日も追いかける展開。7回表を終えて3対5と2点のビハインドを許していた。

それでも龍谷大は7回に2死一、二塁のチャンスを作ると、途中出場の主将・米田 航輝外野手(4年・市立和歌山)が右翼線に適時打を放ち、1点差に迫る。

なおも2死二、三塁と一打逆転の場面で回ってきたのは6番・西尾 将毅外野手(4年=神戸国際大附)。「チーム一丸となって勝ちにいく思いが強かったので打てたと思います」と1ボール2ストライクから直球を捉えると、左中間を破る2点適時二塁打となった。

龍谷大はその後も6回から捕手に入っている河嶋 輝弘捕手(4年=早稲田摂陵)の右前適時打で1点を加えると、8回にも4番・島口 裕輝内野手(2年=比叡山)の左前適時打で、さらにもう1点追加。このリードを7回途中からリリーフした松本 圭輔投手(4年=東山)が9回2死まで無失点に抑え、4年生にして待望のリーグ戦初勝利を挙げた。

今季は下級生の台頭が目立つ龍谷大だが、この日は最上級生が意地を見せた試合となった。「いつも監督から『後輩たちに何か残してやれ』と言われているので、今日は4年生で点を取れて良かったと思います」と胸を張る米田。負ければ大学野球が終わってしまう一戦で最上級生が指揮官の期待に応えてみせた。

優勝争いからは脱落しているため、泣いても笑っても16日の3回戦が今季最終戦。「明日(16日)もみんなで勝ちたいと思います」と西尾は力を込めて語った。

取材=馬場 遼

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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