阪神が無敗で日本S進出、扇の要・坂本が好リード&2打点でけん引
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明治大時代の坂本 誠志郎選手
<セ・CSファイナルステージ:阪神4-2広島>◇20日◇第3戦◇甲子園
阪神がリーグ優勝の力をそのまま見せつけて、3連勝で日本シリーズ進出を決めた。広島に付け入るスキを与えず、投打で底力を見せる結果だった。
この日は守備の扇の要、坂本 誠志郎捕手(履正社出身)が主役を演じた。4回に一時は勝ち越しとなる適時打を放つと、同点に追いつかれた後の6回には、再び勝ち越しとなる適時打を放った。ここまで2戦無安打だった坂本が、ここで2安打をマーク。ともに適時打となる勝負強さで、チームの日本シリーズ進出に貢献した。
ここまでは縁の下の力持ちとして「密かに」チームに貢献していた。この2戦、投手陣を好リードし、広島の強力打線を1点ずつに抑え、この日も2点に抑えた。昨季は60試合に出場し、自己最多をマークしていたが、今季はさらにキャリアハイとなる84試合に出場。55安打を放ち、21打点をマーク。いずれもキャリアハイの数字を残した。18年ぶりの優勝という結果も自信に替えて、このクライマックス・ファイナルステージでも投手陣を支えた。
岡田監督は守りを固めることからチームづくりをスタートさせた。その扇の要に、坂本がどっしりと構えている。38年ぶり日本一を目指す日本シリーズでも、投手陣を支え、チームを勝利に導くに違いない。