オリックス宮城が超ベテランのような巧妙な投球で日本シリーズ進出へ貢献
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宮城 大弥
<パ・CSファイナルステージ:オリックス3-2ロッテ>◇21日◇第4戦◇京セラドーム大阪
オリックスが1点差を逃げ切ってロッテを下し、3年連続の日本シリーズ進出を決めた。先発の宮城 大弥投手(興南出身)が6回4安打無失点の好投。大事なマウンドを任された役目をしっかりと果たした。
2019年ドラフト1位で入団。2年目の21年から主力投手として台頭し、3年連続で2ケタ勝利をマークするなど安定感を増してきた。この日のマウンドも、まるで十何年もプロの世界で活躍してきたベテラン左腕のような投球で、ロッテ打線を翻弄した。
初回から持ち味でもある100キロに満たないスローカーブを駆使。最速148キロの速球と、「最遅」91キロのスローカーブという緩急差57キロを生かして、相手打者に的を絞らせなかった。
この日許した4安打は、すべて右打者。ロッテのスタメン5人の左打者はすべて無安打に抑えた。まだプロ4年目とは思えない、円熟味を帯びた投球でもあった。
チームの2年連続日本一へ。日本シリーズでも阪神相手に「味のある」投球を披露して見せる。