史上初「阪神VSオリックス」の日本シリーズ、59年ぶりの「関西シリーズ」実現
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パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)で21日、オリックスがロッテを下して日本シリーズ進出を決めた。これで2023年の日本シリーズは、セ・リーグ阪神とパ・リーグオリックスの、ともにリーグ優勝を決めたチーム同士の対戦となった。
阪神とオリックスによる日本シリーズは、オリックス前身、阪急時代も含めて史上初となる。ともに関西に本拠地を置くチーム同士による「関西シリーズ」は過去1回あり、実に59年ぶりのことになる。1964年(昭39)は、阪神と南海(現・ソフトバンク)による日本シリーズが行われ、その時は4勝3敗で南海が日本一に輝いた。
当時、阪神が梅田、南海が難波に親会社が本拠地を置いていたことから「御堂筋シリーズ」とも呼ばれた。今回、阪神の本拠地は甲子園、オリックスの本拠地は京セラドーム大阪だが、この両球場は「阪神なんば線」を利用すると、最短、直通電車で、わずか16分で行き来できる距離にある。MLBのニューヨークのメッツとヤンキースによる「サブウェイシリーズ」を思い起こさせる。
今年の日本シリーズは28日にオリックスの本拠地、京セラドーム大阪で開幕する。例年のように他地域に移動することなく、この期間は関西で日本シリーズが開催される。阪神、オリックスファンのみならず、関西全体がこの「関西シリーズ」の熱気に包まれることは間違いない。