2015年東海大相模のダブルエースの1人が今季一軍登板19試合も戦力外に
オリックスの吉田 凌投手(東海大相模)の戦力外が明らかになった。吉田といえば、2015年の夏の甲子園優勝に大きく貢献した投手だ。中学時代から140キロを超えるスーパー中学生投手として知られ、東海大相模入学後も、140キロ中盤の速球、高速スライダーを武器に神奈川の高校野球ファンを驚かせた。
最後の夏は、小笠原 慎之介投手(中日)とのダブルエースで、甲子園で好投を見せた。同年のドラフトでは、オリックスから5位指名を受けた
。2年目に一軍初登板を果たし、プロ5年目の2020年には、35試合登板、防御率2.17の好投。21年は18試合で、防御率2.12の好成績を残し、今年は19試合で防御率3.24だったが、オリックス最後の登板となった10月4日では四球2を与え、打者1人打ち取っただけで降板となっていた。能力的には悪くない投手。安定感を買って獲得する球団は現れるのか。