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当然すぎる山本由伸の3年連続沢村賞 まさに無双の3年間「49勝・勝率7割超・防御率1点台・580奪三振」!

2023.10.31


 巨人の投手として活躍した故沢村栄治氏を記念して、シーズン中に最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が30日行われ、オリックス・山本 由伸投手(都城高出身)が、3年連続の受賞を果たした。
 投手としては最高位とも言われる名誉あるこの賞を、3年連続で受賞したのは、故金田正一氏が国鉄時代の1956年(昭31)から1958年(昭33)に達成して以来、65年ぶり2人目。プロ野球史上、半世紀以上も達成されていなかった偉業を、山本は手にした。
 この65年もの間、2年連続で受賞した投手は3人いた。1965年からの村山実(阪神)、1995年からの斎藤雅樹(巨人)、2017年からの巨人・菅野 智之投手(東海大相模出身)。しかし3年連続は実現できなかった。過去、3度受賞した投手は杉下茂(中日)、金田、村山、斎藤、そして今年の山本。来季、山本はポスティングシステムでのメジャー挑戦が見込まれるだけに、これ以上の記録更新はないだろうが、メジャー1年目から大活躍する可能性を十分に感じさせる。
 あらためて、山本のこの3年間の成績を見ると、ため息がでそうだ。

21年 26試合26先発 ❶18勝(5敗)❶勝率.783❶防御率1.39❶193.2投球回❶206奪三振
22年 26試合26先発 ❶15勝(5敗)❶勝率.750❶防御率1.68❶193投球回❶205奪三振
23年 23試合23先発 ❶16勝(6敗)❶勝率.727❶防御率1.21②164投球回❶169奪三振
(数字はリーグ順位)
 日本シリーズ初戦は「らしからぬ」結果に終わっただけに、もう1度マウンドに立つことがあれば、日本球界最後のマウンドとなるかもしれない「65年ぶり2人目」の実力を見たいものだ。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

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