独立リーグが社会人野球を上回る23人がドラフト指名、大学から9人のドラ1誕生!【数字で振り返る2023ドラフト】
2023年プロ野球ドラフト会議が10月26日に都内で開かれ、育成選手を含めた122人が指名され、新たにプロ野球の世界に足を踏み入れることになった。出身別にみると高校生が50人、大学生35人、社会人14人、独立リーグ23人。独立リーグからは過去最多選手が指名された。
出身別の集計は以下の通りとなった。
【高校生】50人(支配下24人、育成26人)
最高順位は1位でオリックス・横山 聖哉内野手(上田西)とソフトバンク・前田 悠伍投手(大阪桐蔭)。ポジション別では、投手26人、捕手6人、内野手15人、外野手3人だった。球団別の最多人数は支配下が楽天の5人、育成ではDeNA、ソフトバンク、ロッテ、巨人がそれぞれ4人を指名した。唯一、巨人だけが、高校生を支配下で指名しなかった。
【大学】35人(支配下28人、育成7人)
今年は投手が豊作と言われ、1位指名が9人生まれた。そのうち、ロッテ1位の上田 希由翔(愛知産大三河ー明治大)だけが内野手で、それ以外の8人は投手だった。ポジション別では投手が25人、捕手1人、内野手6人、外野手3人と、投手が中心の指名だったと言える。球団別では最多指名がソフトバンクと広島の4人。広島は指名した大学生すべて投手、ソフトバンクも4人中3人が投手だった。オリックスだけ、育成も含めて大学生の指名がなかった。
【社会人】14人(支配下14人、育成0人)
1位指名は1人で、3球団による抽選でDeNAが引き当てた度会 隆輝外野手(横浜高ーENEOS)。ポジション別ではやはり投手が多く10人、内野手2人、外野手2人で、捕手は1人もいなかった。球団別では巨人が最多の4人、続いてオリックスが3人。広島、日本ハム、ロッテ、楽天は社会人の指名がなかった。
【独立】23人(支配下6人、育成17人)
独立リーグ出身としては過去最多となる23人が指名された。過去最高に並ぶ2位で指名されたのは、阪神の椎葉 剛投手(島原中央ーミキハウスー四国IL徳島)と、ロッテの大谷 輝龍投手(小松大谷ーJFE東日本ー伏木海陸運送ーNLB富山)の2人。ポジション別では投手11人、捕手1人、内野手6人、外野手5人だった。支配下6人中、4人が投手で、即戦力として期待されている。徳島から6人、愛媛から3人と、四国ILからは9人が指名され、BCリーグからも8人が指名されている。球団別では西武と中日がそれぞれ5人(ともに支配下1人含む)を指名したのが最多で、楽天、日本ハム、広島は指名がなかった。