【鹿児島】準々決勝 神村学園 vs 鹿児島実
2時間45分の打撃戦の末、神村学園が終盤突き放す
<MBC旗争奪高校野球鹿児島県選抜1年生大会:神村学園12-6鹿児島実>◇5日◇準々決勝◇姶良
強豪同士の注目の一戦は、神村学園が18人、鹿児島実が15人をつぎ込む総力戦。序盤から激しく点をとり合う展開が2時間45分間続いた。
1回、鹿児島実は5四死球を選び、3連続押し出しで3点を先制した。
神村学園は直後の2回、打者10人で5安打を集中。8番・俣木 清閏の中前2点適時打、1番・入耒田 華月の中越え二塁打、3番・窪田 瑶の左前適時打で計5点を挙げて、すぐさま試合をひっくり返した。
鹿児島実が4回に併殺崩れの間に1点差に詰め寄れば、神村学園は5回に1番・入耒田の右前適時打で再び2点差とする。
7回、神村学園はけん制悪送球、押し出しで点差を4点に広げたが、その裏、鹿児島実は相手のエラーと8番・前田 裕介の中前適時打で2点差に縮めた。
どちらも完全に主導権が奪えない展開が終盤まで続いたが、8回にも追加点を挙げた神村学園が9回、3番・窪田の4打点目となる中前適時打、途中出場の5番・西原 維吹が2ランスクイズを決めてダメ押しの3点を挙げ、6点差をつけて勝利した。