阪神2位・椎葉 剛(徳島IS)が仮契約、独立リーグから「虎の勝利の方程式入り」を目指す!
10月26日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、阪神から2位指名を受けた徳島インディゴソックスの最速159キロ右腕・椎葉 剛投手(島原中央ーミキハウス)が12日、徳島市内のホテルで阪神タイガースとの入団仮契約交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1000万円(いずれも推定)で入団合意に至った。
独立リーグからの指名としては過去最高タイとなる2位指名。入団仮契約交渉に臨む際はやや緊張の面持ちを見せていたが、50分ほどの交渉を終え、記者会見の席に着いた時は笑顔が随所にあふれていた。契約金の使い道について「徳島ではなかなか美味しいものが食べられなかったので、お肉を食べたい」と21歳らしい素顔をも見せた。
大阪府堺市出身で阪神には「子どもの時から憧れていた」という。「自分が投げた時に安心してもらえる投手になりたい。ストレートで圧倒したい。希望は中継ぎや抑えだが、言われた場所で2連覇に貢献できるように頑張りたい」と引き締まった表情で、憧れの球団での抱負を口にした。
現在はブルペンで打者を想定した投球練習を行っている。徳島インディゴソックスで決め球にしていたスライダーに加え、「今年の7月から練習するようにした」というフォークの習得にも急ピッチで取り組んでいる。
徳島インディゴソックスで心技体を鍛え、大きく羽ばたいた。今度は自らの理想の姿である藤川 球児投手のような「ストレートとフォークで勝負できる」男として、「虎の勝利の方程式」入りを期す。