「11年連続26人ドラフト指名」徳島インディゴソックスが第2次新入団選手発表! 7人の実力と育成プランを紹介!
11月20日、過去11年連続計26名のNPB選手を輩出する「最強の育成球団」徳島インディゴソックスが7名の特別合格者(*)を発表した。2度目の新入団選手発表により、14名が新たに球団に加わることになった。
NPB入りを目指す7選手の現在の力と育成プランについて、荒井健司・徳島球団オーナー兼GMに聞いた。
(*特別合格者とはトライアウトとは別に、個人に合格通知が伝えられた選手のことをいう)
佐伯大優「敦賀気比で今春センバツに出場、徹底した身体づくりを」
佐伯大優内野手(敦賀気比)は今年の選抜にも出場した右の強打者。ヘッドスピードが非常に速く、捉えた打球は強烈だ。
「打撃は比較的早くアジャストするのではと期待しています。シーズンを通じての徹底した身体作りに加え、上に行く為の確固たる武器を探してもらえれば『道』は開けてくると思います」(荒井オーナー兼GM・以下同)
辻井佑弥「類まれなる長打力、さらに身体を大きくする」
辻井佑弥内野手(千葉黎明)は190センチ92ロの恵まれた体格を誇る大型スラッガー。類まれな長打力を磨き、そして対応力を高めてきた高校3年間だった。
「野球選手としてやる事は沢山ありますが、『飛ばす力』は世代トップクラスです。まずはアスリートとして身体を大きくして、唯一無二のスケールの大きい選手に育ってもらいたいです」
岡田大響「甲子園準優勝経験者、大卒だが伸びしろはまだまだある」
岡田 大響外野手(星稜-国士舘大)は、星稜時代は巧打の外野手として2年夏に甲子園準優勝を経験。国士舘大では主に下位打線を打っていた。
「場数を踏んでいるだけあって『勝負強さ』を持っており、また長打力も魅力です。大卒ですがフィジカル面でまだまだ伸び代があり、身体が出来上がってきた時の『覚醒』が楽しみです」
松尾駿「足を極めさせる」
松尾駿外野手(諫早-鹿屋体育大)は主に代走として出場しているように、持ち味は驚異的な俊足。今年の大学選手権でも颯爽とベースを駆け回る走塁が光った。
「足のスペシャリストです。一芸を持った選手ですので、そこの部分を突き詰めていってもらいたいです」
笹浪竜「秀逸なバットコントロール、安定感をつけさせる」
笹浪 竜外野手(函館大柏稜-東北福祉大)は、走攻守の三拍子がそろった左打ちの外野手で、2年春の新人戦では満塁本塁打を放つなどパンチ力も兼ね備えている。
「バットコントロールに秀でたものがあり、集中した時の打席は目を見張るものがあります。後は年間を通じて安定的に力をだせるようになれば面白いと思います」
塩崎栄多「オリックス茶野を超える可能性」
塩崎 栄多外野手(浜松工-名城大)は高校時代からプロ志望を掲げていた走攻守三拍子揃ったプレイヤー。強豪・名城大では下級生の時から主力として活躍し、ラストシーズンでは5番打者として出場していた。
「三拍子揃っている大型外野手です。今秋のリーグ戦では首位打者(愛知大学野球連盟一部)を獲得するなど、スケールを大きくした茶野 篤政(オリックス)というイメージでしょうか。茶野のようにシーズン中にスピードとパワーを両立して鍛えていけば楽しみな選手です」
佐藤ムーディー快「フィジカルを鍛え、ビッグスケールの遊撃手に」
佐藤 ムーディー 快内野兼外野手(カリフォルニア州立大学)は、身長184センチの大型野手。内野・外野ともに守ることができる。
「右打者ながら一塁駆け抜け3.8秒と圧倒的なスピードを持っています。ただ年齢の割にまだ身体が細く、フィジカルをしっかり鍛えていけばスピードもパワーも数段レベルUPする伸び代はあるとみています。肩も強く、5ツールプレイヤーとして成長してほしいと考えています」
この多彩な顔触れの中から、来年のドラフトに名前が挙がる選手がきっと出てくるはずだ。
インディゴソックスはさらに特別合格者を発表する予定だという。
<第1回の特別合格者7名の詳細と育成プラン>はこちら