【センバツ21世紀枠推薦校予想】四国は僅差の勝負で徳島科学技術がやや有利か
来年春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠出場選考に向けて、12月8日に各地区推薦の9校が発表される。すでに北海道をのぞく各都府県の推薦校が出揃い、そのなかから地区推薦が選出されるが、その推薦校を予想してみることにする。
四国地区では、僅差ではあるが徳島科学技術(徳島)が選ばれるのではないか。部員15人ながら、秋季大会で2勝を挙げて8強入りした。準々決勝では生光学園に敗れたが、中盤までは互角の戦いを演じていた。学校から約1キロ離れたグラウンドまで移動して、練習に打ち込むかたわら、資格試験や工業実習にも、しっかりと取り組み、文武両道を実現させてきたことも評価されている。
愛媛の大洲も8強に入ったが、17失点での敗退はマイナスポイントか。高知の宿毛工は部員16人での奮闘も、1勝でのベスト16では、ややアピール不足と思われる。香川で秋季大会を制した大手前高松は実績ではNo.1だが、私立高というのがネックとなっている。
徳島科学技術も大きくリードしているわけではない。前回センバツ大会では、徳島から城東が21世紀枠で出場している。2年連続で徳島からの選出は難しいとの判断もある。しかし過去、四国の推薦校は2年連続で同県から出ているケースが3度ある。大きな支障にはならないとのことから、徳島科学技術の選出となるのではないだろうか。
<四国地区の21世紀枠県推薦校の秋季大会成績>
【香川=大手前高松(県優勝)】
2回戦 13-2 高松一
3回戦 10-1 香川高専高松
準々決勝 3-2 英明
準決勝 5-3 高松中央
決勝 4-3 丸亀城西
四国大会準々決勝 3-10 明徳義塾
【愛媛=大洲(県8強)】
予選代表決定戦 6-2 北宇和
1回戦 2-0 野村
準々決勝 7-17 小松