News

小倉全由U-18代表新監督を直撃! 「日本の高校野球のすばらしさを世界に伝える、そして勝つ!」

2023.12.04


日本高校野球連盟は1日、来年のU-18高校日本代表に今年の3月に日大三の監督を勇退した小倉 全由氏が就任することを発表した。
小倉氏は24歳という若さから監督としてのキャリアをスタート。関東一では1985年の夏の甲子園ベスト8、1987年の選抜では準優勝に導く成績を残した。1997年には母校の日大三の監督に就任すると、2001年には初の夏の全国制覇を達成し、2010年選抜では自身2度目の準優勝。翌年11年の夏には自身2度目の夏の甲子園を優勝するなど高校球界を代表する名将である。

そんな小倉氏に日本代表監督しての抱負を聞いた。
「前に大谷選手とか藤浪選手がいた豪華なメンバーのときに監督をやらしていただいていたんですけど、あの時、勝てなかったし、思うような試合ができなかったので当時を知っていた連盟の方に『前回悔しい思いをした小倉さん、もう一度U-18の監督をどうですか』っていうことで、あの時の試合というのは鮮明に覚えていますのでチャンスといいますか、それで引き受けました」

馬淵前監督はU-18を初の世界一に導いたが、プレッシャーは感じているのだろうか。
「自分はどっちかというと、関東一もまだこれからで、日大三も低迷したのを引き継いだので、1番いいとこから引き受けるって初めてなんですよね。でも馬淵さんが世界一になってくれたんで、もう一度世界一を目指します。その中で日本の野球の素晴らしさであったり、マナー、フェアプレーなど日本の野球はこうなんだっていうのを世界に伝えたいというか、見せつけたい。それで日本の高校野球の素晴らしさを改めて日本中の人たちにも伝え、高校野球っていいなと思われるような野球をやりたいですね」

目指すチーム像はどのようなものなのだろうか。
「それは、負けないチームですよ。その中でまずは投手ですね。自分の場合は日大三のイメージが強いので強打強打と言われますが、守備ももちろんやりますしバントもやります。ただ打つだけの野球ではなかったですからね。だから自分は長打もあり、小技もあるチームを作っていきます」

新生・小倉ジャパンの奮闘に期待したい。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.30

突然の病で右半身が麻痺した「天才野球少年」が迎える最後の夏 あきらめなかった甲子園出場の夢、「代打の一打席でもいいから……」

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.06.29

北海は道内29連勝なるか、東海大札幌VS札幌日大の強豪対決も、30日に札幌支部で代表決定戦【2024夏の甲子園】

2024.06.30

【夏の甲子園・四国地区好カード一覧】いきなりビッグ右腕対決!?徳島では阿南光と生光学園が2回戦で対戦か!?

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!