静岡の新球団・ハヤテ223に「準硬式出身の剛腕医学部生」竹内奎人が入団! U-15→甲子園→準硬式&医学部生の異色すぎる経歴
群馬大・竹内 奎人
7日、静岡に新たに生まれたハヤテ223が新入団選手を発表。第一弾として総勢29人の選手が名を連ねた。福田秀平外野手(多摩大聖ヶ丘出身)をはじめ、NPBでも活躍した選手たちがいる中、気になる名前があった。
竹内 奎人投手(静岡出身)。2014年にU-15代表に選出され、増田 珠内野手(現ヤクルト)らとともに日の丸を背負う。その後、静岡では3年生の春に甲子園に出場。2回戦・大阪桐蔭戦でマウンドにも上がっている経歴の持ち主だ。
現在も最速147キロを投じる剛腕が、春から地元・静岡に生まれた新球団でプレーする。経歴だけ見れば野球エリートのように見えるが、気になっていたのは大学での経歴が特殊だからだ。
大学では国立の群馬大に進学。しかも医学部に在籍している。勉学だけでも厳しいわけだが、竹内は準硬式で野球を継続した。医学との両立は容易ではないが、静岡時代よりも球速を伸ばしてチームを全国大会に導いている。個人としても、関東地区の選抜チームに選ばれて優勝に貢献した。言葉通り、文武両道を成し遂げたわけだが、竹内から言わせると、それこそが準硬式だという。
「準硬式はどんなことでも両立可能だと思っています。ですので、大学で野球を続けるにあたって、選択肢の1つとして高校生にはおすすめだと思います」
大学6年間を文武両道で駆け抜け、春からはハヤテ223へ進む。この経験を生かして、どんな野球選手なるのか。竹内の活躍に期待を寄せたい。
取材・文=田中 裕毅(大学準硬式評論家)