2018春夏連覇「大阪桐蔭4人衆」の現在地 明暗分かれた逸材たちのプロ5年目
藤原恭大、根尾昴、柿木蓮、横川凱
12月になり、12球団の編成はある程度、固まってきた。ここで高校時代、話題となった選手たちの現在地を紹介したい。今回は2018年、甲子園を沸かせ、春夏連覇を達成した大阪桐蔭の4人衆を紹介していきたい。
まず、二刀流として名を馳せた根尾 昂投手(中日)は高卒4年目から投手へ転向。今年はわずか2試合登板に終わったが、防御率0.71の好成績。ファームでは先発中心の登板で、76回を投げた。レギュラーシーズン後に行われたフェニックスリーグでは3試合で防御率1.29の好成績を残しており、来シーズンはブレイクに期待がかかる。
ロッテドラフト1位で入団した藤原 恭大は5年目で今季103試合、3本塁打、21打点、打率.238とキャリアハイの数字。来季は成績の質を高めることができるか。
巨人4位の大型左腕・横川 凱投手は20試合のうち、16試合に先発。4勝8敗に終わったが、84.1回を投げたことは来季につながるはずだ。18年夏の甲子園で優勝投手となった柿木 蓮投手は今季一軍登板はなく、育成選手へ降格。それでもファームでは33試合で3セーブ、防御率2.21と内容自体は悪くないので、来季はキャンプからアピールしていきたい。
一軍で活躍した藤原、横川。二軍中心だった根尾、柿木も奮闘している様子が伝わった。勝負の6年目で結果を残せるか注目だ。