News

【トリビア】メジャーリーガーよりも少ない 花巻東のNPB支配下選手はたった一人!

2023.12.18


花巻東時代の西舘 勇陽

2年連続でBクラスに沈み、阿部慎之助監督体制となった巨人が、ドラフト1位で獲得したのが西舘 勇陽投手(花巻東ー中央大)だった。

西舘は花巻東(岩手)時代に、3度の甲子園に出場。中央大へ進学後も着実に力をつけ、3年秋のリーグ戦ではベストナインに輝くなど、将来のエース候補として期待が高まっている。また背番号も「17」を与えられていることからも、その期待度がよくわかる。

入団会見では「1年目は1年間1軍に帯同したい。日本代表を3年以内の目標にしてやりたい」と大きな抱負を口にしていた。

西舘の母校である花巻東は、大谷 翔平(ドジャース)や菊池 雄星投手(ブルージェイズ)らを輩出したことでも知られている。しかし、NPBにおいては育成契約で、松本 遼大投手(日本ハム)がプレーしているものの、支配下登録選手が1人もいない状態だった。

最後の支配下登録選手は、高橋 樹也(2015年広島3位)で、2022年シーズン終了後に現役を引退している。しかしその2022年シーズンに1軍出場がなかった。そのため西舘がルーキーイヤーから出場を果たすことができれば、花巻東OBとしては2年ぶりのNPB(1軍)出場となる。

また、高橋は通算で64試合に登板し1セーブ、1ホールドをマークしているが、最後まで白星を手にすることはできなかった。西舘が白星を挙げることができれば、花巻東OBにとっては、菊池のNPB最終登板(公式戦)となった2018年9月28日以来、6年ぶりとなる。

果たして西舘は、1年目から1軍の戦力となり、白星を挙げることができるだろうか。まずは1勝。それが3年以内の日本代表という目標に繋がっていく。

<花巻東でドラフト指名を受けた選手>
※旧校名の花巻商時代も含む

泉沢 彰(盛岡鉄道管理局→1969年西鉄1位)
神農 清治(1971年ロッテ14位)
菊池 雄星(2009年西武1位)
大谷 翔平(2012年日本ハム1位)
岸里 亮佑(2013年日本ハム7位)
高橋 樹也(2015年広島3位)
千葉 耕太(2016年楽天育成1位)
松本 遼大(2020年日本ハム育成1位)
西舘 勇陽(中央大→2023年巨人1位)
※泉沢と神農は花巻商時代

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.23

【宮城】24日に抽選会!仙台育英優位も、他校にも十分チャンスあり、ノーシード東北の抽選結果にも注目<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.18

昨夏甲子園出場の東海大星翔進路紹介!遊撃手は阪神、エースは専修大、主将はレギュラーとして大学選手権出場!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】