【トリビア】メジャーリーガーよりも少ない 花巻東のNPB支配下選手はたった一人!
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花巻東時代の西舘 勇陽
2年連続でBクラスに沈み、阿部慎之助監督体制となった巨人が、ドラフト1位で獲得したのが西舘 勇陽投手(花巻東ー中央大)だった。
西舘は花巻東(岩手)時代に、3度の甲子園に出場。中央大へ進学後も着実に力をつけ、3年秋のリーグ戦ではベストナインに輝くなど、将来のエース候補として期待が高まっている。また背番号も「17」を与えられていることからも、その期待度がよくわかる。
入団会見では「1年目は1年間1軍に帯同したい。日本代表を3年以内の目標にしてやりたい」と大きな抱負を口にしていた。
西舘の母校である花巻東は、大谷 翔平(ドジャース)や菊池 雄星投手(ブルージェイズ)らを輩出したことでも知られている。しかし、NPBにおいては育成契約で、松本 遼大投手(日本ハム)がプレーしているものの、支配下登録選手が1人もいない状態だった。
最後の支配下登録選手は、高橋 樹也(2015年広島3位)で、2022年シーズン終了後に現役を引退している。しかしその2022年シーズンに1軍出場がなかった。そのため西舘がルーキーイヤーから出場を果たすことができれば、花巻東OBとしては2年ぶりのNPB(1軍)出場となる。
また、高橋は通算で64試合に登板し1セーブ、1ホールドをマークしているが、最後まで白星を手にすることはできなかった。西舘が白星を挙げることができれば、花巻東OBにとっては、菊池のNPB最終登板(公式戦)となった2018年9月28日以来、6年ぶりとなる。
果たして西舘は、1年目から1軍の戦力となり、白星を挙げることができるだろうか。まずは1勝。それが3年以内の日本代表という目標に繋がっていく。
<花巻東でドラフト指名を受けた選手>
※旧校名の花巻商時代も含む
泉沢 彰(盛岡鉄道管理局→1969年西鉄1位)
神農 清治(1971年ロッテ14位)
菊池 雄星(2009年西武1位)
大谷 翔平(2012年日本ハム1位)
岸里 亮佑(2013年日本ハム7位)
高橋 樹也(2015年広島3位)
千葉 耕太(2016年楽天育成1位)
松本 遼大(2020年日本ハム育成1位)
西舘 勇陽(中央大→2023年巨人1位)
※泉沢と神農は花巻商時代