“剛球キャッチボール”で話題 巨人ドラ1・西舘勇陽 19年夏の甲子園では初戦敗退も「球速ランキング」9位タイにランクイン!
巨人が新人合同自主トレをスタートさせ、早くもドラフト1位・西舘 勇陽投手(花巻東出身)が話題になっている。
初日のキャッチボールから力強いボールを投げ込み、調子の良さをアピール。相手をしていたドラフト2位・森田 駿哉投手(富山商出身)も、その威力に驚きを隠せなかったことで、一気に西舘への期待度が高まった。
最速155キロ右腕の実力は伊達ではないことを示したわけだが、西舘は花巻東時代からその速球は注目されていた。
2019年の夏の甲子園に出場した西舘は、初戦で鳴門の前に4対10で敗戦。2番手で登板して5.2回を投げて自責点4と、結果は振るわなかった。ただ、この試合で最速145キロをマークしているのだ。
これは当時の大会でもトップクラスのスピード。甲子園に登板した3年生投手のなかでは9位タイに相当の記録である。ちなみに最速は、現ヤクルトの奥川 恭伸投手(星稜出身)の154キロだ。
甲子園ではチームの勝利には結びつけられなかったが、中央大での4年間を経てさらに10キロの球速アップ、巨人のドラ1まで掴み取った。花巻東時代から見せていた潜在能力を、見事に開花させて即戦力右腕となった。
新人合同自主トレはまだ続くが、その実力をさらに磨き上げ、巨人を代表する右腕になることを期待したい。
【2019年夏の甲子園球速ランキングトップ10】
【154キロ】
奥川 恭伸(星稜)
【150キロ】
池田 陽佑(智辯和歌山)
【148キロ】
飯塚 脩人(習志野)
鈴木 寛人(霞ヶ浦)
赤塚 健利(中京大中京)
【146キロ】
谷幸之助(関東一)
前 佑囲斗(津田学園)
江越 永輝(長崎海星)
【145キロ】
西舘 勇陽(花巻東)
山田 怜卓(八戸学院光星)
遠藤 成(東海大相模)
※3年生を対象