Interview

【スーパー中学生インタビュー】内海竣太(広島北ボーイズ) 強肩強打にスカウト釘付け! プロ注の兄2人に追いつけ!

2024.01.24


内海竣太(広島北ボーイズ)

プロ注目の2人の兄にオレも続く!並々ならぬ闘志を燃やすスーパー中学生は、広島北ボーイズの内海 竣太選手だ。昨年8月に行われたジャイアンツカップ2023では、3番・センターとして出場し、自慢の強肩強打を披露。50m走6.7秒の俊足も光り、視察に来たスカウトたちの目を釘付けにした。

「自分の持ち味はバッティング、それと足と肩です。走塁では常に次の塁を狙うように心がけていて、打撃では福岡ソフトバンクホークスの長谷川勇也コーチのような、短打も長打も打てる打者を目指しています」

内海が野球を始めたのは自然な流れだった。父・将人さんは、法政大で稲葉篤紀氏とクリーンアップを組み、社会人野球の東芝でも活躍。また6歳上の長男・壮太さん(御殿場西出身)は法政大学の3年生で、来年のドラフト候補にも名前が挙がり、さらに4歳上の次男・優太さんは、広陵の3番打者として甲子園に出場。ドラフト上位候補の呼び声もあったが、現在は明治大学に進学し、1年生ながら春季リーグ戦にも出場した有望株だ。

野球一家に生まれ、偉大な2人の兄の背中を追う内海だが、特に優太選手は同じ左打ちであるため、技術的に参考にすることも多いという。

「2番目の兄は、甲子園で戦っている姿も見てきたのですごく憧れています。自分とタイプは違いますが、構えも真似していて、少しずつ近づいているかなと思っています」

広角に長打を連発する打撃に、俊足を生かした広い守備範囲。さらには外野からのレーザービームのような返球と、走攻守すべてを兼ね備える内海だが、チームの指導者が最も評価するのが性格面だ。林勝也総監督は、内海の野球に対する姿勢を高く評価しており、高校での活躍にも大きな期待を寄せる。

「性格は本当にすごく真面目。もう少しやんちゃな部分も欲しいくらいですが、それくらい野球に真剣に取り組んでいるので、性格的に伸びる要素を持っていると思います。活躍するお兄さんたちを見てきたこともあると思いますが、本当に野球に対して純粋ですね」

今春には高校野球の舞台に飛び込むが、中学野球を引退した現在もさらなる成長を目指して練習に打ち込んでいる。出場した計3度の全国大会では、いずれも実力を発揮できなかったため、「本番に強い選手」となるために、より実戦を意識した練習を行っているという。

「打てないと落ち込んでしまったり、メンタル面が課題だなと感じています。緊張する試合でも、自分のプレーをしっかり発揮できるように、練習から高い意識を持って頑張りたいと思います」

偉大な2人の兄を見てきたからこそ芽生えた高い向上心。この先の野球人生でも、大きな財産となるはずだ。

内海 竣太(うつみ・しゅんた)神奈川県生まれ。小学1年生の時に父の転勤で、広島へ移り住む。広島北ボーイズ小学部で野球を始め、主に外野手として活躍。6歳上の長男・内海 壮太選手(御殿場西出身)は法政大学の3年生で、4歳上の次男・内海 優太選手は、明治大学の1年生。広陵では3番打者として甲子園に出場し、日本代表も経験した。
50メートル走は6.7秒、中学通算5本塁打。身長175センチ、体重72キロ。右投げ左打ち。


 

新進気鋭!広島北ボーイズ 設立6年で3度の全国大会! 強さの秘訣は木製バット!

この記事の執筆者: 栗崎 祐太朗

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