英才教育決定の椎葉(阪神2位)、ハマのマッチョマン井上(DeNA6位)、徳島ISルーキーが春季キャンプで躍動中!ドラフト6人同時指名からの続く”青い旋風”
井上 絢登・椎葉 剛
昨年秋、6人のドラフト指名選手を輩出した四国ILplus・徳島インディゴソックス出身のルーキーたちが、今キャンプでも大ブレークの予感だ。
ドラフト2位で阪神に入団した椎葉 剛投手(島原中央出身)が、春季キャンプの11日からの紅白戦で登板予定。本格的な実戦でプロの打者と対戦することになった。最速159キロ右腕が、昨年日本一に輝いた打線と対戦する。
すでにランチ特打での打撃投手に志願して登板。40球で安打性わずか3本という最高の滑り出しを見せている。元々、予定ではなかったようだが、本人が実戦を前に打者に対して投げたかったこともあるようだ。ルーキーながらも、自己管理にも長けているところも首脳陣に伝わった。
岡田監督も、すでに中継ぎでの起用を明言している。紅白戦でも「どんどん投げさせる」と実戦を積ませるつもりだ。さらにオープン戦でも、あまりイニングの後ろで投げさせると、相手打線が途中出場の2軍選手ばかりとなる可能性があることも考慮。イニングでも早めの登板で、相手主力と対戦させる「英才教育」も口にしている。
すでに「開幕1軍」レースでリードしている状態とはいえ、椎葉にとっては実戦は「テスト」のようなもの。1つ1つクリアして階段を上っていきたいところだ。社会人のミキハウス時代に「戦力外通告」を受け、屈辱から這い上がってきた男だけに、チャンスは逃したくはないはずだ。
さらに、徳島インディゴソックスからDeNA6位で入団した井上 絢登内野手(久留米商出身)も、10日の紅白戦に「3番三塁手」で出場予定。こちらも、すでに「ハマのマッチョマン」として、スイングの強さとパワーは首脳陣に焼き付いている。これから実戦で結果を残す作業となる。
昨年、徳島インディゴソックスからオリックスに育成入団した茶野 篤政外野手(岐阜・中京出身)が、支配下を勝ち取り開幕スタメン出場する「シンデレラストーリー」を手にした。独立リーグからNPBへ11年連続でドラフト指名選手を送り出している徳島インディゴソックスから、2年連続での開幕1軍ルーキー輩出となるか。
キャンプでの紅白戦は、24年シーズン開幕1軍争いの第1ラウンドのゴングと同じだ。その舞台に立つ椎葉と井上にとっては、現在徳島インディゴソックスでプレーしている選手らへ、勇気を与えるマウンドと打席にもなる。
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