News

西武の復活を支える”徳島OB8人組”がキャンプで躍動中! ルーキー宮澤は3球団競合ドライチとともに高評価!

2024.02.20


徳島インディゴソックスベンチを訪れたOBの埼玉西武ライオンズ・伊藤 翔(左)と上間 永遠(右)

2024年シーズンはNPB7球団に計16名の現役選手が在籍している「育成最強集団」四国アイランドリーグplus所属の徳島インディゴソックス。そのうち半数となる8名が、埼玉西武ライオンズで奮闘を続けている。そこで今回は徳島インディゴソックスから巣立った彼らの現在地を追ってみたい。

宮崎県日南市のA班(一軍)キャンプ参加中なのは2023年4月に支配下となり、一軍に29試合出場した3年目の古市 尊捕手(高松南・2021年育成1位)、ルーキー右腕の宮澤 太成投手(長野-北海道大・2023年5位)、2年目育成外野手の日隈 モンテル外野手(金光大阪-OBC高島-琉球ブルーオーシャンズ・2022年育成2位)の3名である。

特に宮澤は育成指名含むルーキー13名のうち、ドラフト1位左腕の武内 夏暉投手(八幡南-國學院大)、シンカーを決め球とするドラフト7位右腕・糸川 亮太投手(川之江-立正大-ENEOS)と共にA班キャンプスタート。日隈 モンテルも育成選手ながら2月16日に初の一軍合流を果たした。いまや正捕手の座も視野に入れる古市を追っての支配下登録へ、期待が大きく高まっている。

高知県高知市で行われているB班(ファーム)キャンプでは、昨年までの4年間で一軍211試合出場の岸 潤一郎選手(明徳義塾-拓殖大中退・2019年ドラフト8位)ら5名が参加中。2月17日に行われた古巣との交流戦では、岸が6番左翼手で先発し元気な姿を見せると、昨年育成ドラフト1位指名の大型左腕・シンクレア ジョセフ 孝ノ助投手(ジョンオリバー-コチス短大-メアリー大)も独特の軌道を示すスライダーを軸に9回表を無安打1奪三振無失点。存在感を示した。

古巣・徳島インディゴソックス戦で6番左翼手スタメンの埼玉西武ライオンズ・岸 潤一郎

古巣・徳島インディゴソックスを1回無失点に封じた埼玉西武ライオンズ・シンクレア ジョゼフ孝ノ助投手

また、この日は登板のなかったが、一軍47登板を経験し、怪我からの復活を目指す伊藤 翔投手(横芝敬愛・2017年3位指名)と昨年二軍戦で2年ぶりに勝利をあげた上間 永遠柳ヶ浦・2019年7位指名)の両右腕も、試合前後には徳島インディゴソックス関係者へあいさつに訪れるなど、支配下復帰へ向けて順調に調整を進めているようだ。

一方、育成ドラフト2位指名後、投手から内野手に転向したルーキー・谷口 朝陽内野手(広陵・2023年育成ドラフト2位)が練習中に負傷。関係者の話によると「復帰までしばらくかかりそう」なのは誠に残念であるが、それぞれの選手たちが日々のトレーニングから逆算して目標をクリアしようとしていく様は、まさに徳島インディゴソックスで培ったもの。
埼玉西武ライオンズの8選手ばかりでなく、16名の徳島インディゴソックスOB選手たちには「インディゴ魂」を随所で発揮してほしい。

高知県立春野総合運動公園野球場に掲げられた徳島インディゴソックスOB3選手を含むルーキー13名の紹介看板

<関連記事はこちら>
・「ドラフト6人同時指名」徳島ISが3投手獲得! 修徳・篠崎らが最強育成球団へ!
・【緊急企画】“ドラフトの鬼”徳島インディゴソックス「超育成球団の謎」に迫る!
・【一覧】独立リーグ球団の偏差値一覧
・徳島ISが西武二軍に乱打戦で勝利! 「最強育成球団」の二遊間に収穫あり!
・徳島ISルーキー・岸本大希が西武戦で大活躍! 猛打賞1四球2得点のどこでも守れる快足野手に注目だ!

 

この記事の執筆者: 寺下 友徳

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.28

スコアラーが8ヵ月後エースに急成長! オリドラ2ルーキーを輩出した聖カタリナ学園(愛媛)に今年も190cm大型投手が現れる!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!