戸郷翔征vs.前川・野口ら若虎野手陣の「2.23開幕前哨戦」に注目! タイトル総なめを目指すエースは虎キラーになれるのか?
戸郷 翔征・野口 恭佑・前川 右京
巨人・戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)が初のシート打撃に登板し、首脳陣を安心させた。予定されていた17日から2日遅れの19日、沖縄でのキャンプのシート打撃に登板。鋭く落ちるフォークで空振りの三振を含め、打者6人から3三振を奪って見せた。
結果は以下の通り。
坂本 中飛
佐々木 空振り三振
オコエ 中飛
泉口 空振り三振
岸田 空振り三振
佐々木 中前打
阿部監督からは、すでに今季の開幕投手に指名されている。今年の開幕戦は3月29日の金曜日。戸郷は今後、金曜日を柱に実戦登板をしていくことが予想される。
今後は、順調なら23日金曜日の阪神とのオープン戦初戦の「開幕投手」として、先発することが有力視されている。相手は昨年リーグ優勝、日本一を達成したライバル阪神。その宿敵相手にどんな投球をするのか、今から楽しみになる。
奇しくも今季の開幕戦も相手は阪神。東京ドームのホームで戦うだけに負けられない戦い。そのマウンドに「開幕投手」として上がるのが、プロ6年目の右腕というわけだ。
阪神は今キャンプ、新戦力として売り出し中の若手がアピール合戦を繰り広げている。育成出身の野口 恭佑外野手(創成館出身)、前川 右京外野手(智辯学園出身)、井上 広大外野手(履正社出身)など、高校時代に甲子園で活躍した「元スター」たちが、開幕1軍入りに躍起になっている。もし戸郷との対戦が実現すれば、楽しみの1つになる。
戸郷は昨シーズン、阪神相手に3勝2敗も、防御率4.12と打ち込まれた。日本一奪還とタイトル総なめを今季の目標として公言している若き右腕が、今年も黙っているわけにはいかない。
23日の巨人ー阪神戦。初の開幕投手に指名されている戸郷にとっては、今季を占うマウンドと言っても過言ではない。
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