News

【センバツ出場校ランキング】奪三振数では阿南光・吉岡と広陵・髙尾、奪三振率では大阪桐蔭・森がトップ

2024.03.06


吉岡 暖(阿南光)・高尾 響(広陵)・森 陽樹(大阪桐蔭)

第96回選抜高校野球大会(センバツ)が、18日から阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開催される。出場が決まった32校は8日の抽選を経て、本番へと向かう。今回のセンバツにまつわる、さまざまなランキングを調べてみた。

出場32校投手の昨年秋公式戦の奪三振数のランキングを作ってみた。

<奪三振数上位ランキング>(50奪三振以上)
1位
66(62.2回)吉岡 暖投手(2年)=阿南光
66(66.2回)髙尾 響投手(2年)=広陵
3位
62(67.1回)※大泉 塁翔投手(2年)=愛工大名電
4位
59(70.2回)※田中 遙音投手(2年)=京都外大西
5位
56(78回)冷水 孝輔投手(2年)=耐久
6位
55(54回)中野 光琉投手(2年)=創志学園
7位
52(62回)※中崎 琉生投手(2年)=京都国際
8位
51(60.1回)佐藤 翔斗投手(2年)=東海大福岡

昨年秋の公式戦で「最多奪三振」となったのは、66で並んだ阿南光(徳島)の吉岡と広陵(広島)の髙尾の2人。ともに伸びのある直球が武器で、吉岡は146キロ、髙尾は148キロが最速となっている。吉岡はカットボールの習得で空振りが取れるようになった。髙尾は低めへの制球力とスプリットを駆使して三振を取るパターンが多い。この2人はイニング数も60回を超え、総合的にも三振が取れる投手として評価される。

<奪三振率上位ランキング>(投球回2ケタ以上)
1位
14.25(12回19三振)森 陽樹投手(1年)=大阪桐蔭
2位
12.96(25回36三振)※森田 智晴投手(2年)=八戸学院光星
3位
11.20(13.2回17三振)伊東 尚輝投手(2年)=愛工大名電
4位
10.85(37.1回45三振)辻井 翔大投手(2年)=高知
5位
10.59(17回20三振)※洗平 比呂投手(2年)=八戸学院光星
6位
10.32(22.2回26三振)堀田 昂佑投手(1年)=広陵
7位
10.13(10.2回12三振)※鳥羽 真生投手(1年)=京都国際
8位
9.48(62.2回66三振)吉岡 暖投手(2年)=阿南光
9位
9.27(33回34三振)※佐藤 龍月投手(1年)=健大高崎
10位
9.17(54回55三振)中野 光琉投手(2年)=創志学園
11位
9.15(41.1回42三振)間木 歩投手(2年)=報徳学園

奪三振率9.00以上は11人がランクインした。トップは大阪桐蔭の1年生右腕の森。最速151キロ右腕の「奪三振ショー」がセンバツでも見られるか。八戸学院光星の森田と洗平の左腕2人も堂々のランクインだ。京都国際の鳥羽はまだ1年生だが、将来性を感じさせる。

近年は少ないイニング数のリリーフとして活躍する投手も多い。三振が取れる投手としての特性が生かされる起用法でもあり、センバツの舞台でもその力を見せてもらいたい。

<関連記事>
◆【一覧】センバツ出場32校
◆【一覧】今年も逸材揃い!センバツ注目選手リスト
◆【センバツ出場校ランキング】防御率
◆【センバツ出場校ランキング】球速
◆【センバツ出場校ランキング】打率
◆【センバツ出場校ランキング】本塁打数、打点

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.30

突然の病で右半身が麻痺した「天才野球少年」が迎える最後の夏 あきらめなかった甲子園出場の夢、「代打の一打席でもいいから……」

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.06.30

【夏の甲子園・四国地区好カード一覧】いきなりビッグ右腕対決!?徳島では阿南光と生光学園が2回戦で対戦か!?

2024.06.30

クラーク記念国際、別海、帯広三条などが北北海道切符【北北海道大会出場校一覧】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!