【センバツ】開幕戦の不思議?2016年、2023年は開幕戦勝利チームが優勝
林謙吾と村上頌樹
第96回選抜高校野球大会(センバツ)が、いよいよ18日に開幕する。
今年の開幕カードは八戸学院光星(青森)ー関東一(東京)。八戸学院光星は過去、春夏通じて2度開幕戦を経験しているが、ともに勝利している。東京勢の開幕戦勝利となれば、1970年の日大三以来、54年ぶりのことになる。
この2チームは過去、センバツでも対戦がある。2012年準決勝で八戸学院光星(当時は光星学院)が勝利して、準優勝を果たしている。今年の開幕カードの結果はいかに。
前回大会と8年前の2016年は、不思議な共通点がある。前回の開幕戦は山梨学院(山梨)が3対1で東北(宮城)に勝利した。山梨学院はその後、快進撃を続けて、決勝で報徳学園(兵庫)に勝利。開幕戦勝利チームが優勝を果たした。
2016年も同じだった。開幕戦に登場した智辯学園(奈良)が福井工大福井(福井)を4対0で破って開幕戦勝利を収めると、決勝まで勝ち上がり、高松商(香川)に延長11回の激戦の末にサヨナラ勝ちして優勝を収めた。
このときの優勝投手が、昨年セ・リーグで新人王&MVPを獲得した村上 頌樹投手。開幕戦の第1球を投げ、決勝のサヨナラ安打を放っている。大会の「第1球」を投げ、大会を締めくくる「サヨナラ打」をマークした希有な男となった。
<2010年以降のセンバツ開幕戦勝利チームと最終成績>
23年 山梨学院(山梨)優勝
22年 浦和学院(埼玉)4強
21年 神戸国際大附(兵庫)2回戦敗退
19年 市立和歌山(和歌山)8強
18年 聖光学院(福島)2回戦敗退
17年 呉(広島)2回戦敗退
16年 智辯学園(奈良)優勝
15年 八戸学院光星(青森)2回戦敗退
14年 神村学園(鹿児島)2回戦敗退
13年 敦賀気比(福井)4強
12年 三重(三重)2回戦敗退
11年 日本文理(新潟)2回戦敗退
10年 敦賀気比(福井)8強
(2020年はコロナ禍で開催中止)
<関連記事>
【トーナメント表】センバツ大会 組み合わせ
【センバツ組み合わせ】大阪桐蔭・報徳学園・作新学院・愛工大名電が同ブロックで潰し合い!
センバツ出場23人の「高卒即プロ入り」が狙える逸材! 登場日、注目ポイントを徹底解説!