【愛知】享栄左腕エース小山と、中京大中京4番・仲の対決に注目<春季大会>
山田頼旺(中京大中京)、小山隼和(享栄)
2024年春季の第74回愛知県高校優勝野球大会は3日に決勝が行われる。「愛知私学4強」の享栄と中京大中京の勝負。名門の意地と意地がぶつかり合う決勝となる。
享栄は安定した投手力が武器。小山 隼和投手(2年)が初戦から2試合連続完投。豊田大谷戦で1失点完投勝利を手にすると、誉戦ではわずか2安打に抑えての完封劇。準々決勝の西尾東戦ではリリーフで3回を無失点。準決勝の豊川戦では8回無失点と、センバツ出場の打線を抑えきっている。
4試合1失点で防御率0.31。29回を投げ29奪三振と三振を奪う能力も高い。プロのスカウトも注目する左腕が、頂点まであと1勝とした。
中京大中京の打線の中心は、4番の仲 健太郎内野手(3年)。ここ4試合連続安打中と好調で、チーム最多の7安打を放って打率も.467をマークしている。
享栄の左腕・小山と、中京大中京の右の4番・仲の対決も1つの見どころになる。
享栄と中京大中京の名門対決は、21年秋の準々決勝以来。このときは享栄が3対2で競り勝っている。今年も接戦に期待できそうだ。