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現在4位・千葉ロッテ浮上のきっかけに! 二軍で牙を研ぐ4選手

2024.05.02


開星時代の山本大斗、東海大甲府時代の髙部瑛斗

2軍戦が開幕して1カ月以上が経過した。ファームで奮闘している選手が多いなが、ロッテの有望選手を確認しておきたい。1軍成績は現在、4月中旬からの7連敗が響いて借金3の4位。これから逆襲に向けて立て直しを図りたいところで、2軍からの選手台頭にも期待したい。

山本 大斗外野手(開星→2020年育成3位)
27試合 打率.242(99打数24安打) 5本 17打点

野手では山本が、5本塁打、17打点と、本塁打と打点の2部門でリーグ上位の成績を収めている。K%は20.5%と三振は多いが、昨年の27.3%、一昨年の22.5%からは改善の兆しが見られる。長距離砲候補として入団し、育成契約から支配下登録を勝ち取った山本が、1軍の舞台でも一発を放つことに期待がかかる。

髙部 瑛斗外野手(東海大甲府→国士舘大→2019年3位)
26試合 打率.222(108打数24安打) 1本 6打点

2022年に盗塁王とゴールデングラブ賞を受賞した髙部は、故障で昨年1軍出場がなかった。今年もまだ1軍出場はなく、2軍でも26試合出場で打率.222と打撃面では苦しんでいる。しかし、リーグトップの10盗塁を記録し、俊足は健在。センターとレフトの守備にもつき、守備も問題ない。打撃が復調すれば2年ぶりの1軍昇格も見えてくる。

唐川 侑己投手(成田→2007年高校生1巡目)
3試合(12回) 0勝1敗 防御率2.25

投手陣では唐川が2軍で結果を残し1軍切符をつかんだ。今シーズン1軍初登板となった4月16日の西武戦では6回無失点、7奪三振、1安打、与四球0と、勝ち星こそつかなかったが、ほぼ完ぺきな内容で復活を印象付けた。登板翌日に登録を抹消されたが、再び1軍での登板機会はありそうだ。

石川 歩投手(富山・滑川→中部大→東京ガス→2013年1位)
2試合(2回)0勝0敗 防御率0.00

故障で昨シーズンは1軍登板ゼロに終わり、現在は育成契約となっている石川が2軍で復帰した。まだ2試合(2回)の登板だが、7月までに支配下復帰もありそうだ。

※数字は2024年4月30日終了時点

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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