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日本人最速100Sの栗林、広島に長らく不在のセーブ王獲得なるか!?

2024.06.02


栗林 良吏

5月26日に横浜スタジアムで行われたDeNA対広島の試合で、広島の栗林 良吏投手(愛知黎明出身)が、史上36人目の通算100セーブを達成した。178試合目での到達は馬原 孝浩(元ソフトバンクなど)と並んで、日本人最速タイでもあった。

このメモリアルを含め、1日現在15セーブで、中日のライデル・マルティネス投手と並んでリーグトップとなっている。まだまだ、シーズンは序盤戦ではあるものの、自身初の投手タイトルとなる最多セーブに向けて、順調な滑り出しと言っていいだろう。

栗林が狙う最多セーブのタイトル獲得者では、現在の規定となった2005年以降で広島の選手はひとりもいない。これは12球団で広島だけだ。2005年に新規参入した楽天も、現在パドレスでプレーする松井 裕樹投手(桐光学園出身)が2019年に獲得している。

セーブではなくセーブポイントの数で、最優秀救援投手としてタイトルを定めていた時代を含めても、1991年の大野豊まで遡らないとタイトル獲得者はいない。

セーブは勝ち星の多い球団のほうが獲得しやすい。大野がタイトルを獲得した1991年もチームは優勝だった。その後、2016年から2018年までチームは三連覇を飾ったが、最多セーブのタイトルを獲得することはできなかった。2016年の中崎 翔太投手(日南学園出身)が34セーブでリーグ2位。2017年は今村 猛清峰出身)が23セーブでリーグ5位、2018年は中﨑が32セーブでリーグ3位と、いずれのシーズンもタイトルには及ばなかった。

入団4年目となった栗林は自身初、そして球団としては1991年の大野以来となる抑え投手のタイトルを獲得できるだろうか。

 

この記事の執筆者: 勝田 聡

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