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夏の神奈川に集った逸材野手20人! 横浜、東海大相模、桐光学園を中心に全国トップレベルが揃う【神奈川注目野手リスト】

2024.06.08


森駿太(桐光学園)、椎木卿五(横浜)、加藤右悟(慶應義塾)

6月8日、第106回全国高等学校野球選手権神奈川大会の抽選会が行われる。今年の神奈川は好投手だけではなく、全国レベルの野手も揃っている。大会を盛り上げる野手を取り上げていきたい。

【関連記事】明日夏の組み合わせ抽選! 今年の神奈川は「投手王国県」だ!東海大相模の198センチ左腕を筆頭に、ノーシードにも140キロ超え投手が続出【神奈川注目投手リスト】

全国レベルの野手が揃う桐光学園、横浜、東海大相模の3強

今年の神奈川は春ベスト8以上の学校に逸材野手が集結している。全国的に注目なのは森 駿太内野手(桐光学園)だろう。春の時点で高校通算37本塁打を記録し、スラッガーとしての素質を感じさせる逸材だ。強肩が光る守備も魅力で、走攻守で大暴れできるか注目だ。

桐光学園の強肩捕手・中村 優太捕手(3年)は好投手に対しての対応力が高く、東海大相模戦では大型左腕・藤田 琉生投手から適時打を放った。さらに1.9秒台の二塁送球も光るものがある。白鷹 悠人内野手(2年)はシャープなスイングでボールを捉え、どの試合でも鋭い打球を連発している。

名門・横浜椎木 卿五捕手(3年)は注目度の高い試合になるほど実力を発揮する勝負強さが魅力の好捕手。1万人以上の観客が集まった春季県大会準々決勝で先制2ランを放ち、昨春の県大会の桐光学園戦は夏のシードがかかった3回戦でも2本塁打を記録した。投手陣の持ち味を引き出す冷静なリードも非凡なものがあり、2年ぶり出場の甲子園は椎木の攻守にかかっていると言っても過言ではない。椎木のほか、全学年に逸材が揃う横浜の中で、プロ入りを狙える逸材といえば、阿部 葉太外野手(2年)。身体能力が非常に高く、バットコントロールの良い打撃、守備範囲が広いセンター守備、軽快なベースランニングとすべてにおいて華がある。峯 大翔内野手(3年)は内野をまとめる存在で、打撃技術も、守備力も高い。為永 皓内野手(2年)はバットコントロールがよく、好投手からもしぶとくヒットを放ち、チャンスメイクに徹する左の好打者だ。
池田 聖摩内野手(1年)は投手兼遊撃手として活躍。バットコントロールの高さ、守備力の高さは光るものがある。投手としても140キロ超えの速球を投げ込み、どちらも活躍できると、投手陣の負担を減らせる存在になりそうだ。

逸材揃いの東海大相模は強肩強打の長尾 幸誠外野手(3年)は県大会で2本塁打を放ち、強肩も魅力。関東大会で本塁打を放った左のスラッガー・金本 貫汰内野手(2年)、バットコントロールの良い中村 龍之介外野手も夏の大会で爆発を期待したい。金本は春先、不調に陥ったが、ヘッドが下がる癖を修正し、コンタクト力も上がった。中村は今年の東海大相模の打撃陣では最もバットコントロールが良い左打者。好投手でもしっかりとコンタクトできる技術は一級品だ。和田 勇騎外野手(3年)はどの試合でも安打を放つ頼れる左打者。守備範囲も広く、相手の隙をつく走塁も見事で、今年の東海大相模の中で最も頼れる選手だ。

【次のページ】慶應義塾のスラッガーの加藤の復活はなるか 春優勝の武相は好野手が揃う

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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