15日に夏の甲子園抽選会！超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介！素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか？今年も全国クラスの逸材が点在！【注目選手リスト】
山田頼旺（中京大中京）、大泉塁翔（愛工大名電）、内山京介（豊橋中央）、小山隼和（享栄）
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【東三河地区】全国クラスのモイセエフに加え、各強豪校に好投手が点在
今年は東三河地区に好投手が多くいるということでも、話題になっている。昨秋の東海大会を制して10年ぶりにセンバツ出場を果たした豊川では、センバツ以降に２年生の投手が台頭してきた。ことに平野 将馬は、甲子園でも2イニングを投げたが、そこで抑えたことで自信を得て、その後に大きく成長して春季大会では背番号1を背負った。経験を積んでいくことで、投球術も上がっていくであろう。
そして、長谷川 裕記監督が「2年生同士で競い合っていって欲しい」と期待しているのが中西 浩平だ。いくらか投球にムラがあるが、安定していれば球に力があるのでやはり注目の投手と言えよう。
中西 浩平（豊川）
そして、今年の豊川と言えば何といっても全国的にも注目されている主砲のモイセエフ ニキータ外野手（3年）だ。甲子園でも新基準のバットで大会第1号を放ったのだが、芯で捉える能力は高校生としては抜けた能力である。本塁打が目立つのだが、左右へ打ち分けていくテクニックも持ち合わせており「むしろ、アベレージヒッターとして育てていった方が面白いのかもしれない」というスカウトの声もあるくらいだ。
昨秋は県大会3位校として初めて東海地区大会に進出した豊橋中央も内山 京介(３年)と小栗 遥大（3年）の両投手が注目されている。内山は高校入学後に投手となったのだが、まだまだ成長していく可能性も大きい。140キロ台中盤をコンスタントに投げていく力がある。小栗は投手としてのまとまりがいい。ただ、投球調子が安定していないところが気になると言えようか。このあたりをどこまで修正されていくのかというところであろう。
小栗 遥大（豊橋中央）
豊橋中央では3番、4番を打つ高安 累(3年)と佐藤 大海(3年)も注目の好打者である。高安はコンパクトに捉えていけるタイプで、佐藤は十分に飛距離も期待できる打者だ。
佐藤 大海（豊橋中央）
今春の県大会では期待されながら初戦で敗れてしまった豊橋商だが、北添 兼矢（33年）と伊東 徹之芯（3年）という2人の投手は、ともに力があり二本柱と言っていい存在だ。打っても打線の中軸ということで期待が高い。投げないとき北添は内野手、伊東は外野手として守りにつくが、チームの浮沈を握る存在とも言えよう。身体もしっかりとしており、昭和時代の高校野球選手を彷彿させる雰囲気もある。
豊橋東の樋口 結大投手（3年）もクレバーな投球が注目されている。大物食いが期待されていたが、昨秋はチーム全体の感染症の影響で県大会の舞台を踏めなかった悔いがある。それだけに、この夏にかける思いは強いであろう。父親はかつて豊橋中央の野球部創設から関わり、2016年夏には初めてベスト4に導いた樋口 靖晃前監督(現蒲郡)でもある。
